4/27(日)山歩き入門講座Ⅵスタート!vol.1@鈴が峰!

山岳界講座史上においては画期的な「 MAN(講師)TO MAN(受講生)制度」にて、「HWTを一人で歩ける知識と技術の習得」を目指す「山歩き入門講座」 。

第6期は新たに6名の受講生を迎えてスタート!山歩き入門&NS講座の修了生は「研修講座生」として講座に参加し、再学習&技量の維持、向上を目指します。

4月27日(日)、第1回は受講生5名(欠講者:5期生1名、6期生1名)!研修生1名、講師&アシスタント&A講師体験5名の計11名でHWT広島コースNo14鈴が峰が舞台!

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講座は基本実地訓練。初回のみ、室内での座学を行います。2回目以降は座学も外!
運営メンバーの挨拶にはじまり、

三種の神器、「ザック」、「登山靴」、「雨具」について、実際の装備品を見てもらいながらT会長が身体を張ってご紹介!

雨具は、急な雨ですぐに身につけれるようにすべてのファスナーやボタンを開けてたたんでおくことや靴を脱がずにズボンを汚すことなくスッと履けるようにレジ袋を活用することなど実践で役立つ知識をどんどん実演していきます。

また、これらを、ひとつずつ揃えていくときの優先順位は?となると、今の持ちものとの兼ね合いもあります。山用品のお買い物をするときには心強い「HWTの相談窓口」へ!とIさんをご紹介!YouTubeなどの情報や実際に店舗に足を運ばれてのフレッシュな情報を常にアップデートされていて、何をどう揃えて良いのか悩む~な方々にいつも寄り添ってアドバイスくださいます♪

質疑応答も盛り込んだアットホームな雰囲気のもと、実地訓練に出る前にまず知っておいて欲しい必須の知識を学んでいきます。

★山歩きの効能…「フィトンチッド」の効能や「フレイル防止」効果、

★講座で繰り返し訓練する計算のあれこれ…標高差や風速による「温度の算出方法」、標高差から算出する「所要時間」

★山での歩き方の基本…小股ガニ股ジグザグ歩き

★地図とコンパスの使い方

計算やコンパスは最初は手品みたいに感じるけれど、これらを全6回の講座を通じて、繰り返し繰り返し反復訓練していくことでまずは手順を身体で覚え、その意味や理屈を頭でも理解していきます。

11時、外に出て、改めて全員で自己紹介。そしてマンツーマンの2人1組で歩き始めます。受講生が先を歩き、サポーターがついていきます。迷ったり悩んだり質問したり、急がず焦らず地図と実際の地形を確認しながらそれぞれのペースで進みます。

砂防ダムの上から、砂防ダム周辺の谷筋の現場の実態を見学!ダムには砂防ダムと治山ダムがあること、砂防ダムに溜まった土砂は除去されないことなど、初めて出会う知識に真剣な面持ちの皆さん。

道がかくんと折り返す地点を間違いなく確認し、ひと息つきます。グリーンシャワーを楽しみ、可憐な野の花の名前を調べたり、行動食を振舞ってもらったり♪

12時過ぎ、鈴が峰山頂到着!

4月の終わり、空はすっかり五月晴れ!山歩きを楽しむには最適な日和と、たくさんのハイカーさん、ランナーさんで賑わっていましたよ♪

お弁当を広げてエネルギー補給した後は、お勉強タイム。

まずは、恒例Iさんによるミニ講座。今日のお題は「パッキング」と必需品のひとつである「ライターの選び方」。

装備品の話題になればウルトラライトの相談窓口Mさんも登場!ほんと心強いです(≧▽≦)

続いては登頂後のあるある問題「下山口は、下山の方向はどっち?」をT会長が解説。

おひるとおしゃべりを堪能し、いざ帰途につこうとして「え?」と迷った経験は山歩きを楽しむ方なら一度ならず経験したのではないでしょうか。

そんな時、頼りになるのが地図とコンパス。方位方向は、コンパスを使えば瞬間で確認できます。

また、道に迷った時もとの場所に戻るには?あるいは、天候不良やけが、体調不良等のアクシデントなどでどうエスケープするのかを検討するときにも、広域の地図を持っていれば、歩いているルートや、山全体、山の周辺を一望でき、たくさんの情報のなかから最適な選択判断するのに大いに役立ちます。

逆に、山歩きの基本的な知識を持たず、地図やコンパスも持たず使わずただただ山行アプリで道順を辿って歩くことでの道迷い、遭難が多発していると警鐘を鳴らします。

山行アプリを活用する今でも必須のもので、地図とコンパスにプラスして、現在地を正しく知ることができるアプリが揃えば「鬼に金棒」!

地図とコンパスの必要性を説くT会長!

コンパスのシンプルな使い方を学び、続いてはIさんより一歩進んだ使い方をレクチャーいただきます。

現在地がわからない場合に、広域の地図を持っていて、目印となる2点が見えている場合、今いる場所が地図上のどこかをコンパスを使って割り出す方法、クロスベアリング(二点交差法)!

ここでのランドマークは鈴が峰の山頂から見える「宮島の弥山」と「似島の安芸小富士」。
宮島の弥山にコンパスを合わせ、度数を読みます。同じく似島の安芸小富士にコンパスを合わせ度数を読みます。それぞれ度数に合わせた線を引き、交差した地点はどこか?!

地図とコンパスの使い方の初日としては難易度が高いものの、地図とコンパスの活用法を知るには鈴が峰は絶好の場所です。「こういう使い方もできるんだ」を頭をフル回転させながら実際に動いて確かめてみました!面白さや奥深さを感じていただけたかな?!

手順を一つ一つ実践していく姿は真剣そのもの!

往路と異なるコースで下ります。地図に記された「鬼ヶ城分岐」にコンパスを合わせて歩くと、「←鬼ケ城山」の標識が。「あってるあってる♪」と確かめ、次の地点にコンパスを合わせなおして進みます。

記念碑の段差を利用して集合写真♪

バイパスを眼下に望みます!

木立の尾根道を、風に吹かれながら気持ち良く抜けていきます。

急な斜面を下るか階段を下るか?道を選んだり、ジグザグ歩きを楽しんで鈴が峰公園に到着!

満開の藤棚にゴール♪

ここで次回から取り組むロープワークのデモンストレーション。
と言いつつ、「やってみる?」「やってみたい!」と結び始めると、これまた夢中になります♪

「これから何度も練習していきましょう!」と声をかけつつも、エバンスノットのくだりになるとついつい「コブが綺麗に巻けてたら正しく結べています♪」と「コブ警察魂」を発動してしまいます(*ノωノ)

コブ警察増殖中♪

最後はひと言感想のシェアタイム。

・山登りに対する意識が変わって危機感も芽生えてきた

・コンパスは見たことはあったけど初めて使った

・地図が読めないと思ってきたけど理解できて嬉しい

・これまでついていくだけだったけどコンパスを買って使って自分で道を選んで歩けて嬉しい

・山行アプリを入れて3年目にして初めて使えて、山の危険をいろいろ知れてよかった!

喜びの言葉やこれからの学びを楽しみにする言葉が相次ぎました(≧▽≦)

サポーターのほうからは経験に基づくアドバイスが続き、

・山の装備品は普段からぜひ使ってもらって使い慣れて欲しい。いざというとき使い慣れておくことがとても大切。

・山に入る時は必ず予習をしていきます。山に入るということはそういうこと。

・これまで学んできた自分が初めての方とマンツーマン。楽しみ一緒に学んでいきましょう。

講座で学び山歩きの基本の知識と技術を身に着けた人が、新しい方にそれを伝えていくことで、「安全登山」の輪が広がっていきます。

まずは自分が学び、それを伝えていくこと。それもまた講座を通じて実践していきます!

皆さまお疲れさまでした!

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「山歩き入門講座Ⅵ」の体験受講を受け付けています。
山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/

山歩き入門講座第6期生 2025.4~2025.9開講

*開講期間:2025.4.1~2025.9.30(全6 回開講)※1人でHWTを歩ける知識と技術の習得を目指します
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日

【今後の予定】
5/25-宗箇山&237峰
6/22-似島202.8峰
7/27ー木ノ宗山
8/24ー武田山
9/28ー灰ケ峰 

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☆市民の市民による市民のためのトレイルである広島湾岸トレイルは皆さまの寄付(ご厚意)と社会奉仕活動により維持・開発運営されています。

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