「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS(Next Stage)の第三期はいよいよHWTを飛び出し県北が舞台となります!
第2回5月は、受講生4名(欠講者:1名)、講師&アシスタント4名、研修講座生2名の計10名!スノーウォーク講座で通った深入山です!
集合はおなじみあき亀山駅。空模様はあやしいものの、下山時くらいまでは何とか持ちそうな予報です。とはいえ講座では、山行時に降雨に見舞われることも想定し、予想降雨量が小雨程度の場合には決行!実践訓練を行います。

いざ、深入山へ!
前回訪れたのはスノーウォーク講座時の2月、3月。道中も、そして駐車場にも残雪がありました。たった2か月の間にすっかり緑鮮やかに衣替えをした車窓からの風景に気持ちが弾みます♪
身支度をして、恒例の地図記号確認。サクサクと進めていくIさん♪


4班に分かれ、1つ目の集合場所「地点C」を目指します。
現在いるのは南登山道の登山口。ここからまっすぐ地点Cを目指しても良し、いったん東登山口まで向かい、そこから目指しても良し。
まず最初にUさんが東登山口へと向かいました!
その後姿に、ルートを悩むも、Hさんが南登山道を登り始め、続いてMさん、HKさんも同じ南登山道を登ります。


東登山口までは舗装路歩きだけで1㎞近くあるため、UさんとT隊長チームはかなり遅くなるのでは?と予想しましたが、、、まさかの!
久しぶりに参加のT隊長をガチ牽引し、南登山道を直行した3チームをはるかに凌駕し地点Cの岩場で手を振るUさん( ゚Д゚) T会長の「RUN疑惑」にさらされることに、、、(≧▽≦)


Uさんに続いて到着のHさんとツーショット♪

リハビリ中のHKさんチームは焦らずマイペースで、Mさんチームはどうやらサポーター陣がわらびに心を奪われた模様、、、♪

順次、岩場へ!急登を制した喜びのバンザイ\(^o^)/


ここでワンちゃんとのペアルック登山を楽しむ方と交流を楽しみ、可愛いワンちゃんとのツーショットを撮らせていただいたりとひと息ついて、山頂を目指します。
あっという間に小さくなるUさんの後姿♪


風が強く身体が冷えるのを避けるため、山頂では集合写真を撮るのみとし、北側のあずまやで休憩をすることに。

地図上では、あずまやに向かうにはいったん西側を回るルートが記載されていますが、あずまやに向けてコンパスを合わせたその先に、北北西に直進する道がついていました。
進むHさん♪
道はあるけど細い、、、そこに気が付きながらも、前方にあずまやが見え、そのまま進みます。と、左側から幅の広い道が合流し、仲間たちが!あれ?そっちにも道が?!

お互いに「え?」。地図上の表記からも、皆が来た道が正解。とはいえ、ショートカットの道ができているのも事実。コンパスが指した方向も間違ってない。
「藪漕ぎしたわけじゃないです」←ここ、重要。Hさんに同行の広報M、力を込めて補足します。
講座の学びとして、地図上にある道をまず確かめることはなにより大切であり、かつ、現場には今回のように「地図にないけど道はある」問題の現物(道)がある場合に、それを信用して良いか?ちゃんと目的の場所に繋がっているか?繋がっていない場合、起点に戻ってリカバリーできるか?その原点を確認する、良い機会となりました!
あずまやに到着。
ショートカットルート問題の靄っとした部分をクリアにしてお昼休憩。
「本日母の日」にちなんだ女性限定プレを皮切りに、皆さまから差し入れの数々!
癒し休憩タイムのあとは、Iさんのミニ講座。
今回は「エマージェンシーセット」。
NS講座では、チーム山行を想定して学んでいきます。その中で重要なテーマとなるのが「共同装備」。


山行の規模が大きくなり、距離や時間が延び、宿泊を伴うようになればなおのこと、いざというときの備えを万全にする必要性が高まります。
かつ、山行の難度が高まれば自然、軽量化への意識も高まります。
全員が持つべきもの、そして、チームに一つあればよいもの。「HWT緊急の備え」に掲載のリストを確認していきます。

そして続いてこれからの季節とても大切になる「熱中症対策」。
・山行時、山行前から意識したい水分の摂り方の量や質
・お勧めする飲み物とNGな飲み物
・熱中症への対応
Mからお話しさせていただき、さらには、実際に熱中症を経験された方々から体験談をお話しいただきました。
体への負担が著しい熱中症。できる限りの対策をもって予防できたらと思います…!
尽きない話を区切り、いざ、午後の部へ。次なる地点へセット。

等高線沿いに西進し、大きく円を描いて岩場に張り出した地点、そこから大きく南東へと方向転換します。
樹林帯の小径は、可憐な花々のオンパレード。撮影班の腕の見せ所です、、、!





地点4。絶景よりも花の撮影に余念がありません、、、!

聖湖を望みます。




撮影班を激写。

「地点5」の分岐を経て、あずまやへ。
このあずまやからは、往路の最初のチェックポイント「地点C」とスタートの南登山道登山口の東端を目視することができます。
その2点を使い、「2点交差法(クロスベアリング)」を実習。
目印となる2地点と、それぞれの地点と現在地との位置関係をもとに、地図とコンパスを使って現在地を割り出すこの方法は、「今地図上のどこにいるか(現在地がどこか)わからない」ことが前提。
ところが、講座では常に、地図上のどこにいるか?現在地はどこか?を追いかけながら進んでいくため、「現在地がどこかわかっていない設定」に自分の身を置くことが難しかったり。コンパスと地図から割り出す現在地と、実際の現在地との誤差に敏感になってしまうなど、かなり高度な難しさを味わったよう。
コンパスを使って度数を割り出すときの精度、地図上で割り出した現在地と実際の現在地との整合性をとるために、誤差の範囲内で地形を読み解くことの必要性などを学びました。
今どこにいるかわかっていなくて、クロスベアリングを学んで実習すると「おぉぉー」「地図とコンパスで現在地がわかるのかー!」と感動の瞬間が得られますが、
今どこにいるかわかっている状態でクロスベアリングを学ぶと、誤差が目につき、手法の粗さが目についてしまう。ある意味レベルの高い悩みを味わう結果となりました💦
学びのテーマを提供する側にも大いに学ぶ機会をいただきました!

沢を渡ります。地図上に河川を示す青い線はないけれど、「きつい谷筋」から、そうだね、ここだね、と。迫りくる雨雲をいなしながら、14時10分無事下山。


雨が落ちてきたため、トイレ休憩を済ませ、撤収。


中継地点の戸河内まで移動するも、降雨のためシェア会は見送り、帰途につきました。
チーム山行における共同装備、自分のみならずチームの安全にどのように寄与するかの意識の醸成、これまでの学びから大きく一歩踏み込んだ今回、フル回転する頭のエリアも違ったよう。
学びを深め、広げていきましょうね!
お疲れさまでした!
次回は6/8(日)吾妻山、お楽しみに!
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