7/13(日)夏山の涼しさと頭燃える特訓と♪山歩き入門講座NSⅢvol.4in比婆山

「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS(Next Stage)の第三期も後半に突入!HWTを飛び出しての舞台、今回は人気の比婆山です!

第4回7月は、受講生3名、講師&アシスタント3名、研修講座生1名の計7名!連日の酷暑に「暑さとの闘い」を覚悟して現地に着くと、、、標高差以上の涼しさに生き返る思いで笑顔弾けてのスタートとなりました♪

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今回も集合はあき亀山駅!一本早めて7時55分集合、、と思いきやアクシデントあり8時15分集合出発。前回吾妻山への経路ミスを踏まえ、ルートの詳細を調べてメモにまとめて下さったHさん!2台で情報を確認しあいます。
七塚原SAのパーキングで足並みを揃え、SA休憩なしでそのまま現地に向かいます♪

10時過ぎ現地到着!
県民の森公園センターでお手洗いを借り、身支度を整えます。前回吾妻山で虫に襲来された記憶が新しく、虫よけスプレーも念入りに噴霧。

10時25分登山口着。

恒例の地図記号では、「天然記念物」や「リフト」に着目。見慣れない記号は「え?!」と思うけど、新しい記号やこの場所特有の記号は記憶に刻まれます♪

今回から、いよいよ「隊列歩行訓練」が始まり、まずは隊列の並び、それぞれの役割についてT会長による解説。

「先導役/サポーター」➡「ナビ役/サポーター」➡「最後尾(リーダー)役/サポーター」と、A講師&研修生がそれぞれサポーターを務め、隊列の最後尾を講師が歩きます。

先導役は前方や周囲の状況に目配りしながら危険がないかを確認し、安全な進路を選び、進んでいきます。五感をフルに稼働して歩行するため緊張感にさらされていおり、それをサポートするのがナビ役です。

ひとつ後ろのナビ役は冷静に正しい進路を取れているか確認し、タイムキーパー役を行います。特にこの時期大切なのは熱中症対策。10分歩行して木陰で小休憩水分補給と声かけを行います。

最後尾を歩くリーダー役は、隊列全体の進捗に注視し、スピードコントロールを助言したり、足取りが不安定だったり遅れがちなメンバーはいないか、メンバーの体調にも配慮します。

歩行開始後、キャンプ場のなかを通りながらナビ役が現在地について疑問を投げかけて先導役と確認しあいます。

「建屋の記号」や「川を渡る」などの地図上の記号と現地の状況を照合し、納得して進みます。

先導役が正しく進んでいる場合にも、より多くの目で現地の状況を確認しあえば、気づく目印の数も増え安心感が増します。ひとつ確認するごとに、見落としていたことに気づく瞬間もあり、チームメンバー同士の信頼感が深まっていきます。

地図上はシンプルな一本道に見えるのに、実際は川を渡る瞬間が出て来て戸惑う場面も。
川の青線記号はないけれど、水が流れている=谷筋であることから、尾根と谷との地形に着目し、現在地を確認します。

ほどなく、杉林のなかのまっすぐな尾根道にさしかかり、地図と照合します。

目の前に続く綺麗な尾根道が地図通りと嬉しくなる瞬間♪

そしていよいよつづら折りの道へ!
直登すればかなり勾配のきつい登りが続くところ、このつづら折りの道の設計のおかげでのんびりとハイキングを楽しめるとT会長が絶賛。さらになんども道が方向転換していくことでコンパスの使い方を一度の山行で半端なく反復訓練できます。

地図を握りしめ、コンパスの方位磁石をガン見しながら地図上のコースをたどっていきます。

標高1000mを越え、道が区切るようにこれまでの杉林から、ブナ林が現れ始めました。

つづら折りの途中ですでに12時半。

「この難しい区間は全員に先導役を経験して欲しい」と、区間中に役割交代。「え、ここまで頑張って来たのに地点に着いた宣言の美味しいところを渡すのぉ~?」なんて心の声も聞こえつつ、ホッとしつつ、なかなか終わりが見えないつづら折りを歩き進めます。

ブナ林には山紫陽花も群生していて、いつの間にかすっかり周りは明るい黄緑一色。その中は蝉の大合唱に包まれています(*^^*)

下山にかかる時間から、時間制限は13時半とし、途中引き返すか御陵まで進むかを協議。ポイント7~10の山頂まではほぼ平坦な道であることも考慮し、進むことに!

昨年のNS講座では時間切れで登頂できなかったため、研修生のMさんはこの先の未踏の地に期待が膨らみます♪

圧巻のイチイの大木。樹齢は千年と推定され、市の天然記念物にも指定されているご神木に迎えられます。

13時24分、到着!

じっくり見て回る時間はなく、解説はあとでゆっくり読むこととして、何はともあれ案内板をぱしゃり。

ここに来て虫がまとわりつき始め、前回の吾妻山の記憶が蘇る面々。低山よりも羽虫やブトが目立ちますが、ネットをかぶるほどではなくランチタイム。

今日は実践型のミニ講座!ザックやシューズを新調したくてネットやショップを回っているTさんUさんに、ギア部長のIさん、UL部長のMさんのお2人が実地で解説してくれます!Iさんの最新のザックを試させてもらうTさん、お似合いです♪

集合写真。13時50分下山開始。

下山は約1時間半のコースタイム。
研修生のMさんに先導役をゆだね、安全にスムーズに下山することを優先し、地図やコンパスなどの確認は各自に任せることとします。

往路では眺める余裕がなかった山なみの風景。

斜めに日が射すとぐっと夕方が近づくような杉林の木立のなか。

森から一歩出ると刺すような陽ざしが待っていました。

15時20分、下山。公園センターに立ち寄ると、朝気になっていた「ヒバゴンむすび」や「おはぎ」はすでに完売していて残念無念。
冷たいもので喉を潤し、今日の感想をシェア。

「暑くなくて歩きやすかった!」酷暑続きのなか、もはや感動とも思えた涼しさを喜ぶ声が続きます。
「コンパスが大変だった💦」
「コンパスの使い方が腑に落ちるよう練習して身に着けたい」
「これから新しい装備を購入するうえでいろいろ教えてもらえ、ものを見せてもらえて良かった!」
新しい一歩を踏み出した学びへの感想、いろいろな知識や経験、装備を備えた仲間がいることへの感謝。同じ仲間と学びを重ねていくことの恩恵は多岐に渡ります(*^^*)

次回第5回は8/10(日)臥龍山が舞台。いつもの装備に4リットルの水を加えて背負って歩きます。目的は歩荷訓練そのものではなく、自分がどれだけ背負えるか、その限界を体験すること。
チームで体調不良やケガ人が出た場合、荷物を分担したりする機会があるかもしれません。そんな非常事態に備えることも大きな学びの一つです。

渡河訓練、持ち越しの野営訓練と盛りだくさんに乞うご期待!

今日もお疲れさまでした!

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4月から新たに「山歩き入門講座Ⅵ」がスタートしています!
体験受講を受け付けています。
山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/

山歩き入門講座第6期生 2025.4~2025.9開講

*開講期間:2025.4.1~2025.9.30(全6 回開講)※1人でHWTを歩ける知識と技術の習得を目指します
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日

【今後の予定】
7/27ー木ノ宗山
8/24ー武田山
9/28ー灰ケ峰

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