9/6(土)、9月最初の週末土曜日。活動場所は7月に3回訪れたあと中断していた瀬戸コースNo22古観音山周辺。この日はいよいよ山頂手前のシダゾーンを刈り込む予定!!
台風通過後も予想最高気温はさほど下がる気配なく、暑さの影響もあってか参加人数がなかなか増えないなか、ホームページからお申込みくださったトレイルランナーのKさん、そして、「予定が変わったから」と水曜日に続き参加表明くださったYさんを歓喜して迎え4人で現地に向かいました!
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新幹線口で乗り合わせ、現地までの車中は初めましての自己紹介や山の整備についての考え方や遵守事項などの情報交換などで熱気むんむん。
日常的にトレイルを走られているKさんは「トレイル整備」に参加したいと調べる中でHWTにヒットされたとのこと!整備を行うにあたって「何をしてよいのか」「何をしたらいけないのか」など丁寧に確認していかれます。
音戸までたっぷりと移動時間があり、T会長から「保安林」とは何か?その基礎知識について、HWTの整備を行うにあたって機械や動力を使わず手鎌てのこの手作業で行う意義などもしっかりとお伝えしました!
走ることと整備をセットにするうえでは整備で用いる道具についても注意深く選びたいところ。手軽にコンパクトに携行できることと安全かつ効率的に整備できる点から、まずは体験したうえで検討することに。
草を刈る際に重用しているのは持ち手が長い「刈り込みばさみ」。
腰を折らずに刈り込めて体の負担が軽減できる点や、夏から秋に向かうこの時期は特に、草藪に潜むハチやその他の虫、ヘビなどの危険に対して、距離と時間的な間隔を持てる点が良いことなどもお伝えしました!
「活動における安全」について、意識的にお伝えしていかなければと改めて気づいた貴重な機会でした!
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さて、9時過ぎ、早瀬大橋近くのコンビニに寄って行動食など調達し、防災道路に入り、音戸大橋側の登山口に向けて車を走らせて行きます。7月に整備に向かった際には大きな倒木などに遮られることは少なかったためスムーズにシダの刈り込みに取り掛かれると予想していましたが、、、
あれ?新規の倒木登場。


「この防災道路がなかなか曲者で、去年の8月末から9月にかけて登山口にたどり着くまで何度も通ったんですよねー!」なんて話す、この時はまだ心に余裕がありましたが、、、
どどーん。なんじゃこれ?

前回来たのは7月16日、2か月足らずのうちに何が?!

「雨が降り、風が吹けば倒れるよぉね」。
そうですが、そうなんですが、しょっぱなからなかなかの大物に出迎えられ先行きに暗雲が立ち込めます。
落ち枝もいっぱい(;’∀’)

乗って降りて、を繰り返すのがだんだん面倒になり、
Kさんが機動力を発揮してゆく先の下見&枝ぽいぽいをしてくださったり、
ドライバーM以外の3人が枝ポイポイしながら歩いてくださったりするものの、まだまだ先は長いため、「体力温存」と乗っていただきます。
おぉーーー、、、

登山道の倒木は、2~3人で動かせれるものは除けるけれども、倒木処理は「またぐ」「くぐる」「迂回する」の基本方針で対応します。
しかしながら、車道における倒木は除けないと車が通行できません。持ち上げれない重さの巨木は切るしかなく、手のこでの作業はメンタルと体力の耐久作業となります💦

KさんとMと細かく交代しながら体力のダメージを最小限に抑えつつのこを引きます。
その間に、無数の枝や絡みつく蔓などをT会長とYさんが整理し、運べる重さ、状態になった巨木を引きずったり回転させたりして道路わきに除けていきます。
まとわりつく虫や、あまりの倒木処理の多さに半そで短パンだったKさんも全身をレインウエアでガード!樹木に覆われているのが幸いして陽ざしからは逃れられるけど、のこを引くと暑さと汗がはんぱない~。
こちらが本日の横綱。
全員が思わず絶句。

のこが進むにつれ、木がしなってきます。のこが挟まり抜けなくなり、大ピンチ(;’∀’)
巨木の下敷きになって下で支えている細い倒木に乗っかり体重をかけて沈ませ、のこをレスキュー。巨木を回しながらなんとか切断完了(^^;
これはもう無理かもと思ったけれど、皆で力を合わせてできることってすごい!

約25分後、車幅を確保!
「なかなかですね~(;´Д`)」と声を掛け合いながら、進捗を確認するためyamapを起動するとまだまだ瀬戸島山の手前です、これ登山口までつけるんかな( ゚Д゚)。
普段徹底している10分活動、日陰で小休止水分補給の鉄則も適用しづらい動きに、「栄養補給タイム!」と車中で小休止をはさみ、さらに進みます。
気持ちも焦るなか、次第に歩く距離が延びていきます。ドライバーを交代し(押しつけ)、写真ももう良いだろう、と刈り込みと倒木処理に専念。
枯れた松の倒木を除けようとうしろ向きに引きずっているとまさかの幹の真ん中で折れ、勢いですってんころりん、恥ずかしさで大汗をかく場面も(;´Д`)
倒木処理は本当に周りとの連携も含め、よくよく安全に気をつけないといけませんm(_ _)m💦
登山口が近づくと、舗装路に土が堆積し、道のど真ん中や脇から伸びる草木が茂ってもはや舗装路と認識できないほど。


ひたすら刈込み、防災道路に入って3時間後、登山口着。


12時半。
酷暑のもとでの活動時間のマックス3時間をすでに越えており、今日はここまで。目的の古観音山シダ刈り祭りはお預けとなりました。

車中でおひる休憩し、Uターンして帰途へ。
ほどなくKさんがうつらうつら。驚いて目を覚まされ、「寝ていました💦」と。倒木処理はかなり重たい作業で普段使わない全身の筋肉を使うので疲労も半端ないはず。
初めての整備参加がこんなにハードで大丈夫でしょうか?との心配に、
「楽しかったです!」と答えが返ってきて、ホッ。
いつもと違う山活、またぜひお願いしますm(_ _)m!!
今日も、お疲れさまでした!
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9月度の整備予定!
③9/10(水)HWTコースNo.8:中倉峠~養魚場
④9/13(土)HWTコースNo.22:瀬戸島山下山口~毘沙門堂
⑤9/17(水)HWTコースNo.3:赤陸橋~矢野城跡
⑥9/20(土)HWTコースNo.23:陀峯山登山口、真道山下山道
⑦9/24(水)HWTコースNo.28:安芸小富士分岐~似島峠~下高山分岐
⑧9/27(土)HWTコースNo.17:四季ケ丘~めだかの館登山口周辺
*参加者募集中!集合&活動場所は追ってお知らせします!
★体験参加歓迎!用具貸し出し&実技指導いたします!
★参加申し込みは実施日 3 日前迄(参加費不要)!
また、その時々に諸事情で場所変更等があります。予めご承知おき願います。
★ 夏季(7、8、9 月)の整備活動について
①当日の外気温、湿度、晴天/雨天、風速、標高等にもよりますが、原則「10 分歩き又は整備活動毎に 5 分以内程度の小休憩」を木陰で必ず実施する。
休憩時に、水分及び栄養補給をする!
②当日の外気温、湿度、晴天/雨天、風速、標高等にもよりますが、原則、「作業時間(作業地域での移動時間含め)を 3 時間程度に留める。」!
③夏季は予め選定した整備ポイントをピンポイントで整備する。
コース単位での整備は、原則実施しない。
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☆市民の市民による市民のためのトレイルである広島湾岸トレイルは皆さまの寄付(ご厚意)と社会奉仕活動により維持・開発運営されています
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