「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS(Next Stage)の第三期FINAL!
HWTを飛び出しての舞台、第6回9月は前日からの大雨、および大雨警報が解除されない状況にて順延。※講座の場合は、降水確率よりも予想降雨量を考慮して開催の是非を検討します。また警報等の発令がある場合は安全を期す対応とします。
仕切りなおしの10/19(日)は、受講生3名(補講1名含む)、講師&アシスタント2名の計5名で決行!最終回の今回は各自山行計画書を作成して持参。さらに、全国的にクマの出没への対応が急務とされる中、周辺でクマの目撃情報が散見される三瓶山とあって、山行時の「くま除け」を徹底!
そして本日受講の3名の方が晴れてNS講座全6回を修了されました!
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7時半にあき亀山駅に集合。千代田ICまで高速を使い、その後はひたすら北上します。道の駅「邑南の里」でおひるを調達する計画でしたが、営業開始より少し早めに到着。時間を無駄にしないため涙を呑んで購入をあきらめ先を急ぎます。道中のコンビニに立ち寄り北の原キャンプ場駐車場に10時前到着。
大田市の気温は日中の最高気温も20度程度とのとおり、ふきっさらしの駐車場では寒さを感じ雨具や防寒着を着込んで身支度を整えます。
「山行計画書」の扱いや、「隊列を組んで歩く」際のそれぞれの役割、クマ除け対策とグッズの携行などについてT会長よりひととおりのレクチャーを受け、いざ、出発!

先頭が音出し棒を持ち、2人が火薬銃を持ちます。
樹々は雫を湛え、霧に包まれた森は幻想的な雰囲気を醸し出しています。


車道と「庭園道」が並行して走る地点2まで、せっかくだから庭園道を選んで進みます。

里山と違い、国立公園のなかに位置する三瓶山は分岐ごとにしっかりとした標識が立てられています。これを見逃さないように歩くのも安全登山の重要なコツです。

ほどなく、背丈を越す笹道に突入。
視界が悪い際には前もって音出しを。ここまでは竹の音出し棒で対応してきましたが、「火薬銃」が登場。「笑顔ください♪」に振り返ったTさん、昭和のひとなら「セーラー服と…」を思い浮かべるのがお約束のはず(≧▽≦)
対するHさん。これは良い!とご自分用に購入し、ご自宅で鳴らしてご家族のひんしゅくを買ってしまったとか…(^^; 山のなかは鳴らすのにうってつけ♪とついつい連射?童心にかえって楽しそう(≧▽≦)


道中、盛りを過ぎたアザミとたくさん出会いました。白いお花は何かな?


登山道がどんどんえぐれて、年々段差が大きくなるようで登るのにひと苦労💦

とはいえ、夏の暑さから解放された涼しさのなかでは標高差500mも難なくクリア。
およそ2時間半、12時45分登頂。

お昼からは晴れるという予報に期待していたけど、登頂してもとっぷりと雲のなか。周りは真っ白(;´Д`)
風が吹くなか集合写真を自撮りタイマーセットしていると、グループで登山している方が「撮りましょうか?」と声をかけてくださりお言葉に甘えて撮っていただき、撮りあいっこ♪
そうこうしているとさーっと空が動き、青空が覗くと、眼下に雲海が!!

「持ってる?!」このまま晴れるかと思いきや、再び雲のなかへ。
風を除けてベンチがある展望台に移動し、そこでおひる。それぞれに天候を考慮して準備した温かいものをいただきます。そんな季節がついにやってきましたー(^o^)/
ランチタイムのあと、Mさんから装備の豆知識!レスキューセットに入れておくとおススメの「指サック」をご紹介いただきました
指先を傷つけてしまうことは往々にしてあり(棘が刺さったりなども含めて)、そういう小さい傷が後々腫れたりとひどい症状を招くことは珍しくありません。そんなときの備えに!S、M、Lの3サイズがジップロックに小分けにされていて各サイズ20個、「合計60個入りの大容量だからお試しにどうぞ」と全員に分けてくださいました!Mさん、ありがとうございますm(_ _)m
速攻で自分のレスキューセットに収納しました!


女三瓶山への縦走路側にある避難小屋、ここにトイレが新設されたということで行ってみました!
とっても綺麗です!
協力金も投入しやすく、周回する際などの長時間の山行時にもここにトイレがあるのは本当にありがたい!


いったん山頂に戻ります。
霧に包まれた中では、避難小屋も10数メートル離れたらあっという間に見えなくなり、視界が悪いなかでの山行のリスクを実感します。

山頂からコンパスを合わせ、姫逃池方面の標識に従って下山開始。13時50分。

庭園道に出るまでの分岐まで、標高差から計算すると1時間弱くらいかな、との目算。しかしながら、下りとは言え段差が大きく足場が悪い急こう配の下りなのでもう少しかかるかもですね、とアドバイス。
往路の急な登りで脚に疲労もあるため、下りは決して焦らずじゅうぶんに注意するよう、T会長からも声かけがあります。
深い霧のなか、木の幹に均等でない膨らみを見つけると、「え?クマが木にしがみついてる?」そんな錯覚も。
恐怖心が目や耳の錯覚を引き起こすこともあります。冷静さを保ち、集中力を保つよう、時折休憩をはさみながら焦らず下っていきます。

15時、地点6の分岐着。そこから約30分で庭園道へのT字路に到着。


地図の庭園道を通るか、せっかくだから姫逃池のほとりを歩くか?もう下山できているので「せっかくだから」の道へ。

「いいねー(*^^*)♪」

晴れた眺望こそなかったけれど、しっとりと霧に包まれたブナの森を、何か月もの酷暑を耐えたあとの涼しさを堪能しながら歩いたこの日は「てんきとくらす」の予報通り「登山指数A」だったのかな?!
ちょっと意外な登山指数を振り返りながら(外れただけ?でもこういう予想外も良いよね♪)駐車場にゴール!
修了証授与式!!



Hさん、Mさん、Tさん、おめでとうございます!!

最後の受講を残しつつ、すでに研修生としてウルトラライトについて、装備について、Iさんとおふたり頼れる相談役として大活躍のMさん、
廿日市方面のみならず整備やイベントに積極的にご参加くださっているHさん、
「お約束の山」へと積極果敢にチャレンジしつつ、「親子登山」にも取り組み広げていきたいTさん、
それぞれの感想や抱負などを語ってくださいました!!



Mさんから、なんと修了仲間のおふたりにvictorinoxのお役立ちグッズのプレゼント!お揃いです(≧▽≦)

そして締めくくり。「GOREーTEX」についてお勉強しました。
GORE-TEXって例えば雨具の生地そのものがGORE-TEXなのだと思っていたけれどそうではないこと、活用シーンに応じた選び方などを、整理された情報をもとにMさんがレクチャーくださいましたよ。

講座の最後に目からウロコ( ゚Д゚)
まだまだ学びの入り口に立っていることを再認識し、皆で学びを深め広げていきたい!という想いも新たに第3期NS講座のFINALを終了!
皆さまお疲れさまでした!
修了おめでとうございます!!
これからまた新たに、さまざまな活動の場でご一緒できますこと楽しみにしています!!
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10月から「山歩き入門講座Ⅶ」が開講します。
山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/
【募集開始!】山歩き入門講座Ⅶ 2025.10~2026.3開講
*開講期間:2025.10.1~2026.3.31
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日 全6 回開講
①2025年10/26(日)-座学&鈴ヶ峰
②11/23(日)-宗箇山(三滝)&237 峰(高峠山)
③12/28(日)-202.8 峰(下高山)
④2026年1/25(日)-木ノ宗山
⑤2/22(日)-武田山、
⑥3/22(日)-灰ヶ峰
*講座内容: 一人で HWTを歩ける「知識、技術」の習得を目指します!
山岳界講座史上においては画期的な「 MAN(講師)TO MAN(受講生)制度(時として受講生1、2名に1講師の場合もあります)」!
*受講料(寄付):¥3,000 /1 回、3 回分ごと前払い制(9,000円×2)、途中キャンセル不可
*補講、特別講座開講可(受講料:¥3,000/1回)
*定員:5名(先着順)
*参加申し込み:名前、ふりがな、性別、生年月日、血液型、住所、携帯、メアド、緊急連絡先(続柄)、所属山団体、山歴をお知らせください。
*申込先:事務局(山新 やましん:mttaka248@yahoo.co.jp)または下記お申込みフォームより
👉 お申込み&イベント・整備 カレンダー&お申込はこちらから 👉
◆学生割引制度 (小、中、高、大:受講料¥1,000/1回)あります…詳細はお問合せ下さい!
親子、祖父母と孫等ファミリーで山を楽しみませんか?また、高校、大学のワンゲル、探検、山岳部やサークル活動にいかがですか?
修了者の多くの方が、県内外の個人山行を楽しんでおられます!
*開講期間:2025.4.1~2025.9.30(全6 回開講)※1人でHWTを歩ける知識と技術の習得を目指します
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日
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☆市民の市民による市民のためのトレイルである広島湾岸トレイルは皆さまの寄付(ご厚意)と社会奉仕活動により維持・開発運営されています。
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