「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS。さまざまな、想定外の体験を積むべく、いよいよHWTのコース外へと飛び出します!
NS第2回目の舞台は「深入山」。
なだらかな草原の独立峰である深入山の特長を活かし、「地形図を持たず、目標にコンパスを合わせてコンパスを頼りに歩く訓練」を予定して臨みましたが、、、!
現地について見ると、空には重たい雲が広がり、目標とする山頂方面はとっぷりと雲に覆われていてコンパスを合わせること叶わず、、、。
それぞれが予習し、持参した地図やコース案内などを参考に、グループごとにルートを決めて進むこととしました。
各班受講生2名の3班編成。
予習で「なだらかな林間コース」を予定してきたのに「それは下山で使う予定」と、「急登」を余儀なくされる方もあり、
東登山口から2チーム。
南登山口から1チーム。
合流地点は山頂手前の展望スポット。
予習の大切さを痛感しながらスタートします。
地面にはすすが見え、焼けた倒木など山焼きの名残が真新しく、初夏の芽吹きが美しい深入山。
令和5年の山焼きは4月16日(日)に実施された模様。
山焼きの風景は、安芸太田町のHPで見ることができました。
【実施結果】令和4年度深入山山焼き
こちらは、見ごたえたっぷりの動画。
2022年 広島県安芸太田町 深入山山焼き
可憐な野の花に足が停まります。
東登山口の標識には、
山頂までの距離1.4km、40分とありましたが、
標高差が300mを越えていることから、合流地点まで約60分を見込んでいました。
読み通りの結果に満足して、岩場を満喫♪
息を整え、
これからの季節に備えて「蜂への対応の仕方」を経験談を交えて学びます。
時折落ちてくる雨粒と、
今後の降雨を雨雲の位置、風の向きから予測しながら最後の登りを山頂へ。
結局雨に降られることなくお昼。
この春四国88カ所のお遍路さんをやり遂げ、こんがりと焼けたIさんから道中のお話をたっぷりと伺いましたよ!
「風で飛ばされそうになる菅笠を結わえるのにエイトノットが大活躍でした」のコメントにわが意を得たりとうなづくT会長(*^^*)
下山は配布された地図を携え、
汗冷え防止に1枚着込んで林間コースから下山します。
往路では野焼き後の草原を堪能しましたが、
樹々の緑に癒さながら、さらに新しい花々に見惚れる復路。
東屋では「2点交差法」を使って現在地を確認する練習をしました。
あちこちからせせらぐ水の音が聞こえる谷筋。
地図で位置を確認したり、小川の写真を撮ったり。
下山して振り返ると青空の下に全容が現れていました!
恒例のシェアタイム。
学びの山行の間にも、さまざまな名言が飛び出しては「はいはい、座布団1枚!」の声がかけられた第2回NS講座。
次回は各自座布団を持参するよう申し送りされるかも、、、(;’∀’)
標識に書かれたコースタイムは必ずしも万人に合うとは限りません。
自分自身の歩行スピードを把握し、所要時間を予測することの大切さを再確認しました。
また、7度の温度差が自律神経に与える影響、温度調整の大切さなど、標高の高い山に来てこそ実感できる学びも!
次は臥竜山へと進みます!
【追記】
「深入山いこいの村ひろしま」は、G7に向けて日本各地から集まった警察車両でいっぱいでした。広島市内にはもう空きがないため、ここから毎日2時間かけて呉に通っているという関係者の方のお話を伺うことができました。
大変なご苦労に頭が下がりましたm(__)m
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