可部連山トレイルランinあさきた2023に向けてのコース整備、美化班編vol.2。
9/23(土)の草刈隊での活動時に、「えっ。やばくない?!ここやばくないですかっ?!Σ(゚Д゚)」と叫びながら歩いた可部峠~南原峡登山口。この区間は、可部連山トレイルランのショートコースの一部。昨年は開催できなかったそのショートコースが今年は戻ってきました!
しかしながら、令和4年8月豪雨ののち、現在もまだ通行止め区間となっており、HWTにおいても、アクセスルートながら現在は他のルートを使っている状況下にあります。
9/23(土)草刈隊が可部連山トレラン大会に向けてのコース整備スタートしました!@広島コースNo9逆ルート
この日は可部峠に着いたのがすでに16時と下山時刻を回っていたため、状況確認に留めるのみとして下山を急いだものの、久しぶりに歩いてみると想像以上に荒れていて、大会当日に向けてどう整備するか?危機感が募りました。
主催の実行委員会とさっそく連絡を取り合うと、とてもありがたいことに、同じ視点で向き合われており、とんとん拍子でこの日合同で整備を行うことが決定。安佐北区職員のNさんと美化班6名の計7名で整備に向かうこととなりました!
安佐北区役所で合流し、南原峡第2キャンプ場駐車場へ向かいます。本来復旧工事中で車両乗り入れはできないのですが、合同整備のおかげでぎりぎりまで車で乗り入れができ、移動の時間短縮、整備にたっぷり時間をかけることができました!
9時15分スタート!
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第二キャンプ場の登山口からの道が、現在は車両が通行できる幅が確保されていて以前の登山道とは全く見える風景が異なります。
以前は橋が架かっていた箇所。その先の谷筋が大きく崩れており、その道を整備するために現在は重機が入っています。復旧工事が終われば、登山口からの道は少しずつ自然道に戻っていくよう舗装はしないままとのこと。
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「違う道に来たみたいだね」被災後初めてこの場所を歩くメンバーからつぶやきがもれます。
この渡渉箇所周辺はまだ工事が続いているため、大会直前に再度状態を確認し、最終の整備を行うこととし、手を付けずに先へ。
崩壊箇所を下から見上げます。
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いよいよ整備開始。
職員のNさんを含む4人の先頭グループが、シャベルやでっかいのに軽いアルミのレーキなどで、どんどん道を均していきます。
その後を歩くと、先日9/23とは見違えるほど道が整っていくことを目の当たりに!!
人数をかけての整備のありがたさをしみじみ味わいながら、「すごい、すごい!」を連発!
倒木のとがった枝を落としたり、石の回りに溜まった落ち葉などを掻いたり、石を脇に除けたり、細かい整備に注力できました!
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道を塞ぐ倒木の、一本は脇の斜面に落とし、一本は道の脇に平行に向け、落ちてこないように石で留めます。
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カーブや曲がり角は、視覚的に道がわかるように進行方向を丁寧に整えます。
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ルートを明示するピンクテープが拡充されていました!
Nさんに伺うと、「地元の方々が張ってくださった」とのこと!どの道を通すか、それは、地元の方々のご意向に沿ってこその大会。
ルート上には並行して道が通っていてどちらを使うか迷った箇所がありましたが、それらも解決。整備に専念することができ、ただただ感謝ですm(__)m!!
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巨木の根っこが露わになって朽ちています。
「豪雨の爪痕を目の当たりにしながら走る体験はなかなかできないのでは?」
「ぜひ、このショートコースを快適に走ってもらいたい!」
そんな気持ちが高まり、乾いてとがった根っこの先を一つ一つのこぎりで落としていきます。
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二手に分かれてすぐに合流する箇所は、どちらを通っても良いように広く整備。
道の凸凹を、土や落ち葉で均しては何度も何度も踏み固め、整えていく先頭グループ。
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可部峠を直前にして巨木が道を塞いでいました(;’∀’)
転がして脇に除けます!
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12時45分可部峠到着!
登山口から約2kmほどの距離を、往路3時間半をかけて整えてきました!
手を加えるほどに見違えていく道の様子に、Nさんが何度も何度も感謝の言葉をかけてくださいますm(__)m 同じ気持ちで、汗と感動を共有しながらの熱い時間!
そしてまた、前回整備した堂床山周辺に整備の跡があったことを伝えると、なんと、単身整備に通われているMさんの存在が明らかに!!
別の担当をされている職員の方で、トレラン愛好家であり、「堂床山を気持ち良く走って欲しい!」と、刈り込みばさみやのこを持って山に上がられ整備されている、と。
もう感動の連続です(ノД`)・゜・。
話が弾んでランチと感動でおなかも胸もいっぱい!
帰路はいよいよランナー目線での整備と意気込んで下山開始(≧▽≦)
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可部峠からすぐのこの下りは、先日は戸惑うほど荒れていましたが、この通り!
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トレランのコース整備のポイントをT会長が熱く語ります。
ハイスピードのランナーに対応して、「進行方向の見通しを明るく」、「カーブの内側は大きく刈り込む」など、真剣に聞き入るNさん。
道が整い、気持ちに余裕ができると、苔むした巨石と樹々の緑のゆったりとした景色に目を奪われます。
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足のまとわりつく枯れ枝たちを除けたあとはじゅうたん敷いたみたいにふかふかの尾根道に(≧▽≦)
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道を示してくださる地元の方々、そして、「可部連山トレイルランinあさきた」による注意喚起の掲示。たくさんの力が合わさって道が守られています。
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ここはもう少し時期を待ってから。
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今なお崩落のあとが生々しく残る谷筋。
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大きな成果に満足感いっぱい!
このコースはもう一度整備を予定しており、さらに手厚く整えようとすでにイメトレが進みます!
感謝の言葉を何度も何度も交わしながら、ここで解散。
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もう少し時間に余裕があるメンバーで、今度は美化活動へはしごします。
上南原橋から中倉峠区間の道路端のゴミ拾い。
約1時間半の回収で、
プラゴミ70ℓ×19袋
ビンカンゴミ70ℓ×8袋
燃えるゴミ×1袋
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Nさん、ご一緒させていただき、本当にありがとうございましたm(__)m!!
今日も、お疲れさまでした!!
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