12/3(日)に安佐公民館&日浦公民館2館のネットワーク事業「牛頭山西峰を登ろう〜小河内弥太郎の居城として知られる牛頭城跡を訪ね、伝承を学びながら山頂から見える風景を楽しみませんか?〜」が開催されました!歴史探訪と山歩きをセットにしたイベント。私たちHWTは山歩きのサポートで同行させていただきました!
10時、広島市青少年野外活動センター・こども村に集合。
こちらは到着前のひとコマ。ちびっこイノシシ2頭が走り回っていました。なるほど「こども村」♪
今日の一行は、ご参加者6名、それに、公民館安佐・日浦公民館の職員のSさんIさんHさん、講師である郷土史家のHさん、おがうちてらますのIさん、HWTからはT会長と広報Mの2人、計13名です!
朝いちばん小雨が降っていて決行が心配されましたが、晴れ間も見え始め、安佐公民館館長のSさんのご挨拶で安堵のスタート!
続いて、郷土史家のHさんより、小河内の歴史、牛頭城築城の背景や牛頭山の名前の由来などのお話をいただきました。
牛頭城の廓は東西そして南に伸び、要害堅固な山城であったことが伺えます。
小河内の歴史を力強く語るHさん!
現地で見ることができる廓跡は、安佐公民館のIさんのご案内に委ね、Hさんはここで一行を見送ってくださいました。
Hさん、ありがとうございました!
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登山ルートは、下見で調査した明見谷からのルートが途中消失していたことなどから、安全面を重視して野外活動センターからの往復を選択。
ここからはT会長が先導させていただきます。
この牛頭山近辺は熊の生息エリア。
ご参加の方々の、昨今ニュースを賑わせている「熊」問題への関心も高く、
登山開始前に、熊に出会わず、万が一熊に出会っても無事でいられるための予備知識、準備についてレクチャーをさせていただきました。
熊スプレーの取り扱い、竹の棒を使った音出し、備えあれば憂いなし。
そしていざ!
見上げる急登に向かいます!
このルートは牛頭城時代にはなかったもので、
野外活動センターからの登山道として拓いたものだろうとのお話ですが、
もしもお城に攻め入ろうと登っている最中に上から石でも落とされたら一瞬で撃退されちゃう、、、そんな急登の連続(^^;
ご参加者のなかには「もう何年も山に登っていない」とおっしゃる方もありましたが、皆さましっかりした足取りで、見事ロープ続きの急登を登り切られましたよ!
「あとどのくらい〜?」
「もうちょっと〜!」お山あるあるなもうちょっともうちょっと詐欺に励まされ…♪
県外の山々にアタックされている方が足場の良い所をアドバイスされたり、初対面でも一緒に歩けば山仲間(*^^*)
Hさんから現地案内を託されたIさんが、堀切や廓について解説くださいます。
東の尾根に並ぶ廓を数えながら進み…
登頂!
ロープの急登を登り始めて1/5くらいで
「あとどのくらいー?!」の声を聞いた時には「付き添って降りんにゃいけんかと思うてひやひやした」(S館長談)場面もありましたが、
登頂してしまえば嬉しさのみ!
写真撮影にランチにおしゃべりに花が咲きます!
ランチの後は、「スズメバチ対策」のミニ講座タイム。
体験談&ポイズンリムーバーの使い方をはじめとする応急処置&「#7119」。
山のみならず日常生活の中でも、スズメバチに出会うことは稀ではありません。ぜひ、役に立てていただければと思います。
山頂からの景色。
雨上がりの靄がかかっているものの、遠く宮島まで望めましたよ♪
ランチタイム中にダブルIさんが西廓に繋がる道を探索、石垣を発見!
牛頭城史を辿る道が再び蘇る日は近いかも?!
とはいえ今日のことにはならず…。
行きも大変でしたが帰りはさらにどきどきの急坂の下り。
ロープの設置個所に着くまでにも足場が危うい箇所があり、持参のロープを取り出します。者間距離をしっかりとって慎重に。
回収してはまた次の箇所で張り直して、万全を期します。
ロープ設置個所まで下ってまずはひと息。
ここで熊除け第3弾。
「クラッカーで音出し!」
テープのない「音だけクラッカー」を皆で一斉に…!
息が合わずバラバラパンパンだったけど、爆竹代わりに使える手ごたえ!
手軽に安全に持ち運びができる熊除けアイテムとして活躍しそうです。
気持ちを引き締め直して下ります。
先日下見の時には、「終わりがない」と感じたこの急登区間。二度目のおかげかこの日は「え、もう?」というくらいに下り終えることができました。
「見通しが立つって大事だね」
そんな深イイ発見も。
登りも下りも皆さん怪我することなく無事に踏破!
朝は声高く迎えてくれた山羊さんですが、帰りは慣れちゃったのか知らん顔。
14時半下山。
歴史を感じ、アドベンチャー体験に汗をかいた牛頭山登山。
ご参加の皆さまお疲れさまでした!
企画、ご準備くださり、サポートにとお声かけくださった安佐・日浦公民館の皆さま、ありがとうございました!
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