12/24(日)海を渡ってX’masイブ!山歩き入門講座Ⅲvol.3@202.8峰(下高山)

山岳界講座史上においては画期的な「 MAN(講師)TO MAN(受講生)制度」にて、「HWTを一人で歩ける知識と技術の習得」を目指す「山歩き入門講座」 。

山歩き入門&NS講座を修了した「研修講座生」、本講座の前身である中級登山講座修了者は「見学生」として講座に参加し、再学習&技量の維持、向上を目指します。

どんどん厚みを増すHWTの山歩き講座。
今回は、受講生6名、講師&アシスタント3名、研修講座生1名、見学生1名の計11名でスタートです(^o^)/

8時30分宇品港発のフェリーに乗り込み、似島桟橋横の広場にて座学ならぬ立学開始!

講義のトップバッターは研修講座生のIさんによる「パッキングについて学ぶ」。
登山用品について広く詳細な情報や知識を豊富に持つIさん。山仲間の間でも、装備や持ち物に迷ったらなにかと相談を持ち掛けられています。

そんなIさんに、今回は「パッキング」をテーマにお話しいただきましたよ(≧▽≦)


同じものを詰めても、軽く感じたり背負いやすかったり。安全面への配慮も盛り込んだパッキングのコツは今日から使えるものばかり!心のメモに書き留めながら、この後の山行中に質問やアドバイスを求める受講生の姿も見受けられました。

Iさんありがとうございます!次はどんなテーマでお話しいただけるか、これから楽しみにしています(≧▽≦)

続いては、突然の降雨時にそつなく雨具を装着する訓練です!レジ袋を使って、登山靴を脱がず雨具を汚さず雨具のズボンを履いてみました。ズボンのすそのファスナーなども、事前に練習しておくことでいざという時スムーズに活用できます。

そのあとはお決まりの「地図記号の確認」、身体を温めほぐす準備体操、からの、チーム編成。

受講生6人を2人ずつの3班に分け、講師やサポートメンバーが配置します。
各班の先頭は受講生。順路に沿って目的地にコンパスを合わせ、距離、コースタイムを算出します。舗装路なのか自然道なのか、勾配がきついのか緩いのか、さまざまな要因を勘案しながら予想を立て、検証する。これを反復訓練することで、さまざまな状況下での自分自身の歩行速度を予測できるようになります。

分岐では、地図と現場を丁寧に照合し、また、同じ尾根道でもほぼ平坦な箇所と勾配のきつい登りでは時間感覚がまったく異なってくることを実体験。

3班それぞれが、「ここ、これでいいのかな?」立ち止まっては検証しながら進んでいきました。

この202.8峰(下高山)へ向かって南進する尾根道には、山頂までの間に2つのピークをはさむため、地図で事前に確認しておかないと「頂上だと思ったのにまだだったー」ながっくり感を味わうことになります。

地図読みに時間をかけ、時間差はありつつも3班全員が無事に登頂!

少し早めのランチタイム♪ベンチに並ぶ後ろ姿をぱしゃり(*^^*)

エネルギーチャージのあとは基本のロープの結び方訓練。

エイトノット、エバンスノット必要な時に手が勝手に動くまで反復訓練。

海を隔てて江田島を望みます。

そしてここからが今日の本題。「地図に道はあるけどその道は果たして…?!」地図と実際の道のあるある不整合を紐解いていきます!

コンパス、距離および標高差、時間、ポイントポイントでの確認や計算を繰り返し、202.8峰の東に位置する地図上の5差路に到着。

5本の道が見つけられるか、、、
その道は通っているのか、、、

藪化している道の片側には石垣を組んだ名残が見受けられ、近くには朽ちた小屋があったり。おそらくは耕作地があり、そこに続く道があったのだろうと推測します。

その中の一本を辿ってさらに東南へ進み、今度は四差路に到着。

1班が竹林の脇の下りの道を進みます。姿が消え、どうやら道は繋がっている模様。

残された2、3班。「さぁ、どうする?」
「せっかくの機会だから藪っぽいけど進んでみよう!」と小さなピークに続く道を進んでみました。

結果は「あっけなく撤収」となったけれど、「なかなか見難い景色が見れて満足」と笑顔の撤収。あえて冒険してみるのも講座のなかでは大いに「あり!」です。

普通に歩けば202.8峰のみならず安芸小富士の2座縦走できるくらいのたっぷりな時間も、学んでいるとあっという間に14時前。

東南端「外方の鼻」に続く道の探査は断念し、似島桟橋への帰途に着きます。

計算上「行ける!」と予想した14時30分のフェリーに無事乗り込みます。
すでに実践でコースタイムをフル活用!頼もしい限りです(*^^*)

宇品港までの乗船時間に今日の振り返りとシェアタイム。

各ポイントごとのコースタイムを算出してきた予習の成果に手ごたえを感じたり、予測と違った区間は振り返ってみたかったり、
そんな話を聞けば「私も予習しよう!」とあとに続く声が上がったり。

回を重ねるごとにチームワークも向上!
受講生同士でどんどん切磋琢磨していきます。

次回は1/28(日)第4回。町歩きが曲者?!急勾配の登り下り、木ノ宗山が待っています!お楽しみに(^^♪

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★体験受講できます!:現在開講中の山歩き入門講座Ⅲでの「体験受講」受付中 !
◎今後の日程:1/28(日)木ノ宗山、2/25(日)武田山、3/24(日)灰ヶ峰
◎受講料:3,000円 / 回
◎天候等により日程を変更する場合があります。当HP内イベントカレンダーにてご確認ください。

ご参加をお待ちしています!

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