ツキノワグマの基礎知識   「クマに出会わない、出会ったら、襲われたら」講座@2/13(月)安佐公民館2/22(木)三入公民館

HWTの活動の柱の一つである「安全登山推進講座」。今回のシリーズは「ツキノワグマの基礎知識」に特化した、座学のみの講座です!

広島県内でも熊の目撃情報のエリアが拡大するなか、ひとと熊の居住エリアが接近している実態が浮き彫りになっています。被害を避けるためにどうすればよいか?むやみに怖れるだけでなく、適切な対策対応を実践することの一助になればと、各公民館に働きかけたところ、即座に呼応してくださり、相次いでの開催の運びとなりました!

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第1回、2/13(月)鈴張集会所(安佐公民館主催)の模様。

なんと、、、
定員の30名を越え、当日直接集会所に足を運ばれる方が引きも切らず、ご参加人数はなんと56名に登りました!

日常生活のなかでに熊の存在を非常にリアルに体験されているご参加者も多く、「自宅の柿の実を食べにやってくる熊のふんに困っていて、どう処理したらいい?」との質問が飛び出す場面も!
さすがのT会長も「その質問は予想していなかった…!」と。

この数年、避けては通れない熊問題を正面から見据え、熊対策を講じた上での安全登山推進に正面から取り組んできたT会長。
熊に「出会わない」ための、そして、万が一「出会ったら」「襲われたら」の際に一助となる情報を余すところなくお伝えしました。

また、山中ではなく里における熊対策は個人のみならず、地域全体での取り組みが重要になります。「こういった講座の開催がそのような地域連携のきっかけになれば」、「できることがあればぜひ声をかけてください」とお伝えしました。

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第2回、2/22(木)三入公民館の模様。

研修室前に掲示された「学びの広場」の開催予定が目に飛び込んできます。
「⑥ クマ」!!

この日のご参加は33名。
そのうち、地元の山団体「三入山歩会」の皆さまも多くご参加くださり、山に関わる話題も多く盛り込んでの講座となりました。

2023年には山から降りて市街地に出没する熊を指す「アーバンベア」が流行語大賞に選ばれるほど熊出没のニュースが激増しましたが、T会長は以前から、里付近に住み着き、里で生まれ育った熊を「里ぐま」と呼び、熊の人馴れ化に警鐘を鳴らしてきました。

里で出会う野生動物、ひとにとって被害を及ぼす動物として、鹿、イノシシ、サルなどが挙げられます。

T会長は、熊もまたこれらの動物と同じように人馴れ化していくことをなにより懸念しています。熊が「宮島の鹿」「高崎山のサル」化したら大変なことになる、と。

その一方で、お互いの安全が確保できる適切な距離(生活圏の距離も含めて)が確保できている場合、熊はむやみやたらにひとを襲ってくるわけではないことなどを具体的に解説していきました。

日常生活に脅威を感じさせる熊の存在。
それに向き合うことは、私たちひとりひとりが自然や環境とどう関わり対峙していくかを真摯に問うことにも繋がるのではないでしょうか。

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講座を主催くださいました安佐公民館、三入公民館さま、また、ご受講くださいました皆さま、ありがとうございました!

★ツキノワグマの基礎知識   「クマに出会わない、出会ったら、襲われたら」講座、今後の開講予定
・3/15(金)19:00~福田公民館 参加費無料
※お申込みは福田公民館まで

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