8/11(日)現在地を知る!山歩き入門講座NSⅡ(Next Stage)vol.2@深入山

「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS(Next Stage)Ⅱが今春4月@蓮華寺山にてスタート!
5月のvol.2、新緑の美しい深入山を楽しみにしていましたが雨天よりも雨量を鑑み中止、その後も6月吾妻山、7月比婆山とまさかの3回連続悪天候予報に見舞われ中止順延( ゚Д゚) そのため、vol.5で臥龍山を予定していた8月の講座はvol.2の深入山からリ・スタートとなりました。

第2回8/11(日)は、受講生4名(欠講者:2名)、講師&アシスタント3名、の計7名!HWTコースを飛び出して深入山が舞台です!

青空に、くっきりと緑の輪郭が眩しい深入山を背景に地図を開いてまずは現在地の確認。
登山口が複数ある山では出だしが肝心。
4人が2チームに分かれ、どの登山口から歩き始めるかは各チームに任されます。
合流地点までの時間を予測し、スタート!

酷暑の予報に「万全の熱中症対策して望みます」とコメントいただいていましたが、その対策は予想を上回りました!

日傘( ゚Д゚)!

スタートがすでに標高800mを越えていて風もあり、都市部の低山に慣れた身には「涼しい~(≧▽≦)」と感じるも、高さがある分紫外線や陽射しの強さは増し増し感満載!

南登山口からの急登を、容赦なく照り付ける陽射しを日傘で除けながら登っていく姿は斬新!クリップで服に装着できるミニ扇風機も活躍しています♪

合流地点のCに到着!登山口方面を望む。

草原が美しい深入山では山焼きが行われています。令和6年は4月7日に実施されたとのことですが、背丈ほど伸びた草を見るとたった4ヶ月で―!と驚きを禁じ得ません。草原だからこそ楽しめる可憐な花々♪
こちらで、深入山の山焼きの様子が詳しく読めますよ→【参加レポート】深入山山焼き2024(2024.4.8)

写真勉強会。「鬼百合のオレンジが、青空に映えて綺麗~」を、ポートレートで撮ってみました♪

山頂を望む。
実際の地形と照らし合わせて丁寧に読図する男性チーム。

大休憩を取りながらミニ講座。
気温差が体調に及ぼす影響についてT会長が解説。
標高差による気温の変化、降雨や風といった天候の変化による急激な気温および体感気温の変化を実体験にもとづき話し進めると、

参加者のなかから、「高山遠征」する友人に防寒対策のアドバイスをしたところ、功を奏して感謝されたエピソードが披露され、登山の基本知識を身に着け実践することの重要性を皆で実感することができました!

装備の大切さに、本日のT隊長のザック重量計測。「19.96㎏」。水分摂取を考えるとスタート時は20kg越え。予備の水などをプラスしたフル装備を背負ってくださり、今日も皆のため、ありがとうございますm(__)m!

さて、もうひと頑張り。
地形がはっきりと視認でき、分岐の標識や地図と確認して、山頂に向かって伸びる道を進みます。

登頂(^o^)/

山頂で撮影タイム。講座中は撮るひとのT隊長、広報Mも登頂をエンジョイ(≧▽≦)

集合写真♪

この日は県民ハイクでたくさんの方が登ってこられ、見知った方と交流を深めながらのランチタイム。

珍しいゲストが参加。オニヤンマくんonザック! 市販のブローチではありませんよ。
この距離で接写し放題!羽まで触らせてもらいました(*‘∀‘)
下山の後半、アブが付きまとっていたので一緒に歩いて欲しかったなぁ♪

ランチ後は、山頂直下のあずまやに移動します。
ランチタイム時は利用する方が多いので、占拠することのないよう時間をずらしました。

本日のミニ講座第二弾。
いつも登山に役立つ知識をまとめてくださる研修生Iさんは本日欠席なれど、2つのテーマで資料をまとめてくださいました!

「登山で日焼けを避けるべき理由」
「登山時のマダニ対策」

「そうなんだろうなぁ」と漠然と思っていることを、具体的な根拠が整理された形でインプットできると、即実践に繋げることができます。

「夏場の登山に向けて伝えたいことがたくさん!」と、いつも読みやすくわかりやすくまとめてくださるIさん、今回もありがとうございますm(__)m!!

下山で選んだ林間コースは往路とは全く景色が違い、森の涼しさを堪能。
登山ルートを選ぶときの基本は、「登りで険しい道、下りで易しい道」。
登りの疲労が影響する下りは、距離が長くても勾配が緩く滑落の危険が極力少ないルートを選ぶ、それはHWTのコース設定にも徹底されています。

あずまやを後にし、次なる集合ポイントに向かいます。
岩場であること、崖を予想する等高線、そこに至る道のカーブなどから現在地を確認しながら「ここ!」を特定。山頂から見えた聖湖がぐっと近づいて見えました!
※テンション上がって撮影忘れましたm(__)m

南進して次の目的地へ。
約1kmの距離があるため、途中地形的に特徴のあるポイントで歩行時間とあわせて現在地を確認しながら進みます。

「かくんと曲がっているよね」、「ここは谷筋だよね」と、地図読みばっちりです!

分岐に到着。進んであずまやへ。ここで、「現在地を確認する方法」を学び練習します!

山頂、今日の1番目の集合場所であるピークなどを目標物として、地図とコンパスを使って「2点交差法」を訓練!

コンパスの使い方は習うより慣れろ。最初は理屈はさておきなんどもやってみて、わくわく慣れてきたところで改めて理屈を整理しなおすのがおススメ。

頭がぐるぐるしつつも、一歩進んだコンパスの使い方にわくわく真剣に学びばれる皆さんにT会長の指導にも力が入ります♪

下山までもう少し。

地形を読みながら、コンパスで確認、歩行時間でさらに現在地を確信しながら進んでいきます。途中、「足元大丈夫かな?」と声をかけたご夫婦ハイカーさんと交流。「登りよりも下りに気をつけて歩くからゆっくりなんです」と奥さま。道迷いの話し、熊除けの話など、さまざまな体験談を聞かせていただき山での一期一会を楽しみましたよ。

分岐、登山口着。

距離にすると4.2kmの行程ですが、じっくり学びながらの山行なれば所要時間は5時間半!

梅雨をはさんで満を持して再開された講座を、応援してくれるかのような気持の良い天候のもとでの山行となりました!

皆さまお疲れさまでした!
次回NS講座は9/8(日)吾妻山です(^o^)/

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10月から新たに「山歩き入門講座Ⅴ」がスタートします!
山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/

【募集中!】山歩き入門講座第4期生 2024.10~2025.3開講

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