9/28(土)広島、西のランドマーク大茶臼山のふもとで♪安全登山推進講座@五月丘公民館

HWTの活動の柱の一つである「安全登山推進講座」。
今年2月からは、熊やハチなど山の危険生物に「出会わない、出会ったら、襲われたら」のテーマでの座学講座も開催しています。

9/28(土)は、佐伯区五月丘公民館にて「~大茶臼山の魅力と危険について~安全登山講習会」として座学のみの講座を開催。ご参加者9名(館員2名含む)、当方の講師とスタッフ3名の総勢12名で膝をつきあわせてみっちりと学びました!

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開会のご挨拶では、
地元で馴染み深い大茶臼山は歩きやすく眺望が素晴らしく、
また、一部危険なところもある山。
それを知っていただき皆さまの山登りに活かしていただきたい。
また、気候の良い、春先の寒さが和らいだ頃にこどもたちを連れて登りたい、と、
職員の方から講座に寄せるご期待と今後の抱負をいただきました!

ご紹介に預かりT会長の講座スタート。
まずはHWTの紹介をさせていただきます。

今回は、HWTの仲間や、仲間をご存じの方々も多く参加されていて、アットホームな雰囲気満載です♪

「近くの山々をぜひ地元の方々が力をあわせて整備し、皆で日本を一本のトレイルで繋いでいこう!JAPAN TRAILの一翼を担っていきましょう!」
力強く呼びかけます。

進んで第一部、安全登山のための装備について。

実際に山歩きを楽しまれている方々が大半ですが、安全登山のいろはについてはこれから山歩きを始める方にあわせて解説をします。

装備のモデルには、安全登山のエキスパートKさんが壇上に(^o^)/

登山靴、ザック、、と、登山の必需品であり、ご自身に合うもの安全なものを選んでいただきたいと解説に力が入ります。。登山靴のローカット、、ハイカットでは、T会長、Kさんが靴を脱いで実際に見ていただく場面も♪

ハイカットを勧める理由、見落としがちな防水時間の確認、

ザックの腰ベルトや肩ベルトは調節も含めて体型にあったもの、背負いやすく疲れにくいもの、用途に合わせた容量、

今は何でもネットで購入できる時代ですが、靴やザックを選ぶには大切なポイントがいくつもあり、確かな知識と経験等のアドバイスを得ながら履いてみて背負ってみて選ぶことがなにより大事と納得します。

第二部、地図とコンパスの使い方。3グループに分かれて実際にコンパスを使ってみます。

地図とコンパスの使い方を学ぶ際には、部屋のブラインドをおろして目標物が見えない状況でコンパスを合わせたのち、実際に目標物を見て答え合わせをして「わーすごいー!」を実感していただきます(≧▽≦)

講座では五月丘団地の東側に隣接する大茶臼山にコンパスを合わせたかったのですが、団地の法面に遮られ山が見えない、、、。

そのため今回は団地の南西に位置する127.7峰を例題にしました。
土地勘のある地元の皆さまにとっては「そうそうあっち!」とわかる五日市ICにもあわせてみましたよ!

学ぶ時間がたっぷりあったので、地図記号や尾根と谷を確認したり、また、地図には載っていない団地からの登山ルートについて逆に皆さまから教えていただいたり。

経験上このルートならここまで何分、とご存じのルートについて、標高差や距離から所要時間を計算するとぴたりと合うと思わず歓声が♪

第三部、「今日はこれをすごく聞きたかった」と声をいただいた、「危険生物に遭わないためには、遭ったら、襲われたら」。

ハチや熊。ハチは特に、山歩きをするときだけでなく、家の軒下や庭、畑など、身近な日常生活のなかで出会う可能性が高いため、今回も対策や対応を「実演」でご紹介。

昨今枚挙にいとまなくニュースに登場する「熊」もまた、山奥ではなく「里」に近い場所でこそ警戒が必要と具体例を挙げて解説します。

目撃情報が多いのは、ひとがいる場所に熊が近づいてきているから。
熊の行動パターンを知り、
早朝薄暮の山行を避ける、
餌場に近づかない、
目撃情報が多発している場所を避ける、
音出しをしてこちらの存在をいち早く知らせる、

これら、出会わないためにすぐに取り入れられる基本的な予防法の徹底を呼びかけました。

あっという間の3時間。
五月丘公民館の皆さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

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安全に登山を楽しみ、リスクを軽減するための第一歩は、基本の知識を身に着け基本を忠実に実践することに尽きます。
皆さまに気軽にご参加いただける公民館さんとの協働で、ひとりでも多くの方に安全登山を心掛けるきっかけづくりができるよう、今後も活動を推進していきたいと思います。

皆さまの地元で「安全登山についての話を聞きたい」等のご要望がありましたらぜひお気軽にお声かけください。お待ちしています!

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