10/27(日)before&afterが揃ってスタート!山歩き入門講座Ⅴ vol.1@鈴が峰

山岳界講座史上においては画期的な「 MAN(講師)TO MAN(受講生)制度」にて、「HWTを一人で歩ける知識と技術の習得」を目指す「山歩き入門講座」 。

山歩き入門&NS講座を修了した「研修講座生」、本講座の前身である中級登山講座修了者は「見学生」として講座に参加し、再学習&技量の維持、向上を目指します。

10月27日、第5期第1回開講!体験受講2名を含む受講生6名(欠講者:5期生1名、2期生:1名)!講師&アシスタント5名の計11名でHWT広島コースNo15の鈴が峰が舞台!

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山歩き入門講座もあっという間に第5期を迎えます!その積み重ねを実感する参加メンバーの顔触れたるや!

補講受講の2名(3期生1名、4期生1名)のうち、3期生のMさんはNS講座も1回の補講を残すのみで、すでにサポートできる力量の方。4期生のMさんは美化活動仲間でもあります♪
体験受講の方は、HWTはほぼ初めて!
湾岸西、錦帯橋コースの新ルート体験会にご参加されてきた2名の方は半年のおつきあいでいろんな体験をともにしてすっかり顔なじみ!

迎える講師&アシスタントには美化活動で大活躍のKさんが初参加、見学生からNS講座受講中のHさんもサポート参加です。

HWTとの関わりのさまざまな背景を持つ皆さまとの講座開講にわくわくがとまりません(≧▽≦)

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JR新井口駅改札で集合し、鈴が峰公民館へ。歩き始めると少し先にアシスタント講師のIさんの後ろ姿が見えます。歩道橋を渡り公園を抜ける近道を皆で着いていきます♪

皆で会場の設営をして、午前中の座学スタート!

山歩きの基本の装備、「ウエア」「靴」「ザック」「ストック」の解説、弁当よりも大切な「カッパ」。

装備について口を酸っぱくする理由はひとえに「安全のため」「怪我や事故を防ぐため」。
速乾性の衣服は、汗冷え、熱中症、低体温症の予防、体力温存に欠かせず、
溝が深く足首を守る靴、防水がしっかりしている(防水時間も確認)靴は転倒や滑落、ねんざなどのけがの予防に繋がります。
装備を整えていくと重量が増すため、身体に合って腰でしっかり支えれるザックは疲れを軽減するとともに、バランスを崩しての事故防止に寄与します。

「装備ひとつひとつに必要とされる機能」を理解し、流行やデザインだけにとらわれず正しく選ぶことの大切さ、
その上で、自分の登山スタイルや予算にあわせて吟味していくことも楽しんでいただきたいとさまざまなエピソードを盛り込みながらお伝えしていきます。

座学の後半は「地図とコンパスの使い方」へ。
マンツーマンで体験すると、わからないまま立ち止まることがなく、その場でなんども反復練習、皆さま飲み込みが早くてびっくり(≧▽≦)

2人1組と3人1組チームの4チームで公民館を出発し、鈴ヶ峰を目指します。
今日は講座のスタートだけど、歩くときは必ず受講生が先頭。スタッフは後ろから着いて歩き、「迷ったり考えたりする経験」のなかで知識と技術をしっかりと習得していただけるサポートに徹します。

先頭さんは、目指す地点に着いたら「着きました!」を宣言。
2つ目の地点の砂防ダムでは砂防ダムと治山ダムの紹介から、砂防ダムは基本的に溜まった土砂を掻きださないため、設置されていてもいっぱいになっているダムも数多くある現状を紹介します。
山歩きをきっかけに、自分の住んでいる地域の状況を知り、谷筋や特に山際で谷筋が同流する地点に近い場所に住んでいる方があれば、降雨時の早めの避難が大切なことを伝えるなど、山歩きの経験を日常に活用していくことも「HWTの安全登山推進」の想いのひとつです。

先頭を交代しながら1時間ほどかけて鈴が峰登頂。眺望を楽しみながら歓談をお供にお弁当を広げます。山頂でいただくごはん。山歩きの醍醐味のひとつ!

午後のスタートは、眺望がひらけた場所での「地図とコンパスの使い方」を学びます。

「現在地がわかっていて」見える山や地点を特定する「山座同定」、
そして、
「現在地がわからなくて」見える山や地点から現在地を特定する「クロスベアリング」。
Iさんの丁寧な解説と実演に身を乗り出して聞き入り実践してみます。

地図とコンパスが山歩きのなかでどんなふうに役立つか、まずは体験。
これからの反復訓練のなかでひとつずつ実践していきます。

下山についての注意事項をお伝えし、下山開始。
下山時あるあるの「下山口はどこ?」問題。地図とコンパスあって良かったー!な瞬間です。
下りは「者」間距離をしっかり取って、万が一転倒した時の「巻き添え事故」を防ぐこと。
初めてのストック練習で、ストックを後ろにはねてしまう際の接触も回避できます。
何事も練習が大事。初めてでうまくいかないのは当たり前だから、サポート側も安全な状況のもとで安心して練習に取り組んでいただけるよう心掛けます。

「大山登山のあと、膝を傷めた」という方があり、膝に負担をかけない階段の降り方を実践したり、
急な勾配の坂を下りながら「内股小股斜め歩き」はなんだかおもしろくて笑いながらやってみたり、
あっという間に鈴が峰公園まで下ってきました。

初回の今日は、これから半年間の間でやっていくことのデモンストレーションも兼ねています。
ロープワークもそのひとつ。
普段の生活で触れること使うことのない登山用ロープ。

安全のために学ぶことの多くは「万が一に備える」こと。
クライミングなどに取り組まない一般的な山歩きでは、ロープを使うことはめったにないものの、登山番組などでロープを使うシーンを目にすることは多く、「やってみたい♪」と興味津々です!

柱にロープを結び付けてみる。

「危ない箇所でロープを設置したら、それを回収する人はどうするの?」の実演も。

「盛りだくさんのいちにち、いかがでしたでしょうか?!」
感想をシェアしていただきました。

「楽しかった」
「何も知らないので不安だけど頑張って取り組んでみたい」

との声に、
「山を歩いているひとのなかで、地図とコンパスを使える人はほとんどいない」
「入門講座6回、NextStage6回に取り組めば、地図を読み、じゅうぶんひとりで山を歩けるようになります!」
そう伝えるT会長の穂をついで、実際にNS講座に進んだMさんが、
「一年前は山を歩いたことがなかった私も、実際に地図が読めるようになり、ひとりで山を歩いているのでそれは本当です!」

と呼応します。

山歩きをはじめた背景も、年齢や経験もまったく違う仲間で学ぶ山歩きの知識と技術。
講座を通じての交流もまた、楽しみのひとつ。
これから半年間、どうぞよろしくお願いいたします!

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10月から新たに「山歩き入門講座Ⅴ」がスタートしました!
山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/体験受講も受け付けています。

【募集中!】山歩き入門講座第4期生 2024.10~2025.3開講

*開講期間:2024.10.1~2025.3.31(全6 回開講)※1人でHWTを歩ける知識と技術の習得を目指します
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日
【今後の予定】
11/24-宗箇山&237峰(高峠山)
12/22ー202.8 峰(下高山)&76 峰
1/26-木ノ宗山 
2/23-武田山
3/23-灰ヶ峰 

次回NS講座は来春4月に「山歩き入門講座NSⅢ」がスタートします!

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