山岳界講座史上においては画期的な「 MAN(講師)TO MAN(受講生)制度」にて、「HWTを一人で歩ける知識と技術の習得」を目指す「山歩き入門講座」 。
山歩き入門&NS講座の修了生は「研修講座生」として講座に参加し、再学習&技量の維持、向上を目指します。
第七期第6回は3月22日(日)、受講生2名(欠講者:6期生2名、5期生1名)、研修生2名、講師&アシスタント4名の計8名でHWT瀬戸コースNo20の灰ケ峰が舞台!
第七期もあっという間にFINAL!暖かい日が続き、灰ケ峰の春の花を楽しみに向かいますが、意外にまだ?
標高の高さを感じます。
そして、次回案内時のお知らせが漏れていましたが、最終回は「2ℓのお水を余分に背負って自分の限界を知る」訓練やりました!
・2リットルの歩荷訓練、
・小雨からの雨具装着、リアル衣服調整訓練、
・ロープワークにはコブ警察、
・ランチ後の登り、
・ビバーク訓練、
・ミニ講座は「登山におけるバテ」
・おまけ?!の道を塞ぐ巨倒木出現💦
・ゴール目前での「なんなの?この道…( ゚Д゚)」
FINALにふさわしい、てんこ盛り盛りの重要な学びのオンパレード!
「Next Stage」に進まずにいられないエンディングとなりました(^o^)/!
*****
8時半、広島駅新幹線口集合。
道々ピックアップしたり乗り合わせたりしながら9時半過ぎ、灰ヶ峰山頂到着。
最終回スペシャルは、山頂から下って登り返す、これまでにないコース設計です。
山頂の絶景に始まる灰ヶ峰での入門講座FINAL講座スタート!

道中、期待していた桜がまだでほぼ見れず残念がりながら山頂へ。
この灰ヶ峰からの景色。四季を問わず、曇っていてさえ風情があって見ごたえ抜群!
何はさておきぱしゃり♪

歩荷訓練!2リットルの水を足した重量はいかに?!
「事前の案内を失念していて…」T会長の言葉に、「お?今回歩荷訓練無しですか?」と淡い期待が一瞬浮かぶも、T会長の車から出てきた2リットルの水が入ったペットボトル。
ザックに積み込み、Iさんの秤にかけると…。
Fさん、7.7㎏、Hさん5.1㎏。


ビバーク訓練に備え…というよりも、基本常に非常時1泊できる装備を完備してつつ、厳選した装備で軽量化をはかるMさん。2リットル足しても10㎏!さすがです!

講師陣は2ℓ無しの通常装備で軒並み8キロ絡み。T会長7.6㎏、Iさん8.4㎏、M8.6㎏。
今がいちばん軽量。整備グッズとこれから先はチームのための予備の水や熱中症対策がドーンと増え、軽く10㎏を越えていきます。



ビバーク訓練に向けて地図記号からフラグ立てるMさん!
いつも通り、はじまりは地図記号確認。
今日も容赦なく講師陣にも回答を回していくIさん(≧▽≦)


Mさんによる地図記号の解説補足。送電線がかくんと折れているところには鉄塔がある、つまりその場所は「整地されている=ビバークなどに向いている」。地図記号も「暗記」から「地形の特徴」へと理解を広げ、より深い地図読みへと繋げていきます。
二班編成でスタート!
受講生おふたりと研修生おふたりの4人でグーパーによるチーム分け。そこに講師アシスタントの4人が入ります。
「時間の計算にまだまだ慣れない」というFさんに、Iさんが所要時間の計算表を渡されていました!手厚いサポート!

「軽車道」で描かれた道の実際を辿る、地図検証スタート!


昨秋からなんども整備でご一緒しているHさん。けれど講座は久しぶり!地図とコンパスも久しぶり!1から思い出します♪


勾配の緩急だったり、並走している道と出会ったり、地図読みに慣れてくると現在地を確かめる目印が増えていきます。
「地点2についた!」現在地が特定できると心がはやりますが、地点2はさらにその先のかくんと折れるところ。もう一息!


ホトケノザが群生しています。カワイイ♪

車道に出て、あずまやに向かいます。これは車道なのはわかるけど、下ってきた道がなぜ「軽車道」として描かれているのか不思議です。ずっと階段でしたのに…?
灰ヶ峰周辺一帯の遊歩道ができた時の経緯などに興味が沸いて検索したら、直接関係ないけど興味深いサイトに出会ったので備忘録として。
コブ警察が待つロープワーク訓練タイムへ!
お昼ごはんにはまだ時間があります。
階段の急傾斜地にはすでにロープを設置してありますが、なければ、のぞき込むとちょっと足がすくむくらいの傾斜感。灰ヶ峰は粘土質で滑りやすい地質なので、濡れている時はロープの補助があると安心な場所です。


実践の前に、結び方の復習!
支柱に結ぶのは「エバンスノット」、滑り止めには「エイトノット」。※設置する際のコブはほどけなくて良いのでエイトノットは使いません。

準備万端のFさん、GO!


ロープワークではまず第一に自分自身の安全確保を!
手元に注意が集中しがちなロープワーク。また、結ぶ位置がずれていくことで、ついついじりじりと後ろに下がりがち。
足元が危ない場所だからロープを使う、なので、安全確保が最重要です!
安全な足場で、
下りながら滑り止めを作るのではなく先に準備をする、
下る前にロープを放ち、
ロープを踏まない、
足場を確保しながらロープが弛まないよう張って使う、
「ロープを使う時の当たり前」にすべく、ちょっとうるさいくらいに繰り返してお伝えします。


続いてHさん。


おふたりとも「スイスイ過ぎる~!」と、後ろから謎のクレームが(笑)
臨場感を演出し、現場感覚を体感するのも大事な訓練です(≧▽≦)
ロープを「設置する」場合と、一時的に使う場合の違いを再度整理して伝えるT会長。

コブ警察に捕まることなく無事にロープワーク終了(≧▽≦)
椿のお花見しながらランチタイム。
いつも素敵なお写真をたくさん撮ってくださるカメラ女子をぱしゃり♪



地図読みの醍醐味を堪能!入り組んだつづら折りを登り返す復路
灰ヶ峰の山頂周辺はどこも等高線が密で勾配がきつめ。
往路で下った道は階段が組んであります。
復路はまた違った攻略法。
縦横無尽に描かれた「軽車道」。
かくんかくんと折れる道の、折れた回数を数えるのも大事だけど、道がどの方角にむかっているかコンパスで合わせてみると地図上のどこの道を歩いているか、概ね特定できます。スタート地点からの所要時間も判断のための重要な要素。
途中、分岐する道を見落としたことに気づくと、
道を確かめに走って戻るFさんの姿に、
賞賛の声が上がります。
「濡れない濡らさない」の鉄則を実践!
さてここでもやっと小雨。
いち早く雨具を装着するI先生。
もうちょっと様子を見ようと粘りましたが、、、


粘り切れず。
しっかり目にポツンと落ちてきたので早々に足を止めて雨具装着。
手間がかかるズボンの着脱の代わりに、
一瞬で下半身をカバーできる巻きスカート。
さすがMさん!


こちらはIさん♪巻きスカートをホックで留めるとキュロットに早変わり!
機能性+可愛さでFさんハートをつかまれました♪

「いまここ」ビバーク体験!
登山道でやりたかったビバーク体験。今回は降雨中なのであずまやで行いました。
「今持っているものでビバークするとしたら?!」。
「今持っているもの」の前提が、一人ひとり大きく違います。
まずは、常に一泊できるだけの装備を超軽量で常備しているMさんが見せてくださいました!
「濡れない濡らさない」対策は雨だけでなく、夜露や、呼吸から発生する寝袋やテント内の結露にも及びます。
怪我や体力の消耗により動けない時、「身体が冷えると冷静な判断ができなくなる」。
マットで体幹をくるむ、足元を温める、ザックから出てくるギアのひとつひとつに釘付け( ゚Д゚)




里山と言えども、何でもない場所で転んだり滑落したりはいつでもだれにでも起こりうること。
滑落して山影に入れば電波が届かないなんてことはどこでもあり得ます。
装備の大切さを実感!
とはいえ、装備が十分でないなかで、非常事態に陥ったらどうする?
そんな「いざという時を想定した訓練」が、いつかどこかで役に立つかもしれない。そこを学んでいくのも講座の大切な目的のひとつです。
必携品と、そこにあるものを役立てる知恵を活性化!
身体を休める場所の選び方、
鉄塔近くの整地された場所(朝の地図記号のフラグ回収♪)、
木を背もたれに、
寒い時は落ち葉をかき集めてクッション代わりに保温効果に。
レジャーシートやアルミの保温シート、
ザックの内側の雨除けの90ℓビニール袋で風雨を除け、身体が冷えるのを防ぎます。

I先生が取り出したのは、「使わなくなったテントを再利用している」という大きなシート。これと5円玉、細引きのロープでしっかりと支柱にシートを括り付け、即席テントの出来上がり!
頭からすっぽり入れます。


三人集まった文殊の知恵と経験が詰まったビバーク体験!
ミニ講座★登山におけるバテ
続いては恒例の、Iさんによるミニ講座。
日増しに暖かくなってきた季節から選んだテーマは「バテ」対策!
転倒や滑落、体力消耗による行動不能などを予防するには、
「自分の体力に見合った登山」をする、
「バテない登山」をすることがまず大切です。
バテを予防するには「バテ」を知ること、
バテたら何が起こるか?
バテないペース、自分に合ったペースで歩くことが大切!


このペースが自分に合っているか?オーバーペースかもう少し早めても良いか?その目安になるのが心拍数。
Iさんのガイドに従って脈を測ってみます。
「脈がない~」ってどこかからか聞こえてきましたが、、、(笑)
心拍数の目安…
・安静時60~100回/分
・運動時100~150回/分
・最大心拍数の50~70%が適当
・最大心拍数の簡易計算式 220ー自分の年齢
ふむふむ!
実際に歩いてみて、おしゃべりができる、鼻呼吸できるぎりぎりのペースくらいで脈を測ってみたいですね!
灰ヶ峰は倒木バスターズを待っている!
気持ち良く歩ける広々とした登山道のど真ん中に、桜の大木が横たわっていました。

何が原因で、どうやって倒れたんだろう?ついつい根元を検証してしまう整備チーム。
倒木バスターズのMプロを、遠く灰ヶ峰から呼んでみた♪
迂回もまたぐもじゅうぶん可能なのととても運べるサイズ重量ではないので、処理せず通過。


「これなんなん?」難解な現場から紐解く地図読みからのゴール
さくっとクリアしていったFさんチーム。
一方のHさんチーム。別のルートを辿ってみるも、これ、あってる?
神山峠からの尾根道は、背丈ほどのカヤの広場を抜けて山頂手前の車道に繋がるのですが、その手前で、地図にはない道が、当たり前のように誘ってきます。
誘われたHさんチーム。
今は広場が刈り込まれて、道の向こう側にFさんチームが見えたのでいったんは広場を横切りましたが、
ロストした時のセオリー通り、「現在地が確認できた場所まで、来た道を引き返す」を実践しました。


このルートは2回目となる研修生のHさんが、
現場を知っているがゆえの混乱のなかで、丁寧に地図と現場を照らし合わせ学びを深めている姿が印象的でした!
入門講座での学びをより広いフィールドで実践!
いざ「山歩き入門講座NSNext Stageへ」!
しっかり習得した、と思っても間が空くとすっかり忘れてしまっていたコンパスの使い方…💦
Hさんの率直な感想を聞いて、「あれは忘れるもの!」「だから反復訓練~」とあちこちから共感の声(≧▽≦)
一方地図読みがわかってきて面白さを感じつつ、時間計算などもっと頑張りたい点が明確になったFさん。見逃した分岐を走って確認に行く前向きな取り組みに拍手が湧きます。
入門講座の初回の再受講が待っているおふたり!次は鈴が峰&NS講座でご一緒しましょう!


講座に、整備に、湾岸覇者チャレンジに、いろんな活動や時間を共有する仲間たち!

お疲れさまでした(≧▽≦)!!
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「山歩き入門講座Ⅷ」を開講します。
山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/
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*開講期間:2026.4.1~2026.9.30(全6 回開講)※1人でHWTを歩ける知識と技術の習得を目指します
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日
※期の途中から受講された場合、未受講の回は次の第八期の同じ回にて補講を受けることができますのでご安心ください。
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