「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS(Next Stage)第四期!NS講座は、舞台が県北の山々へと広がっていくため、降雪期を避けた前期のみの開催です。
第5回8月は、受講生3名、研修生2名、講師&アシスタント2名の計7名!臥龍山が舞台です!
卒業を間近に、今日は自分の荷物+「4ℓ」を背負ってみる日。重量に耐える歩荷訓練ではなく、自分の限界を知ることが目的。そんな講座の行方やいかに?!
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集合は仮のスタート場所!
集合場所は「芸北高原の自然館」前の広い駐車場。
スノーウォーク講座ではこの駐車場が真っ白になり、トイレも雪で埋もれて使用不可になるほど。夏場は広々―です!
早めに到着してお買い物を楽しむ優秀なFさん♪


9時半集合に数分遅刻してしまった講師M…オットット…。遅刻のわけは、またのちほど…m(_ _)m
さて、どこから歩き始めるか?はあとのこととし、恒例の地図記号から!
Iさんから指名されたMさんが問題を提示!容赦なく当てられます💦
回答すると何と…Iさんからご褒美支給!
すると、すかさず自問自答し、ご褒美ゲットするMさん!臨機応変な対応ににぎやかな笑い声で和気あいあいスタート♪


登山計画書を解体する!
NS講座も第5回となると、そろそろ総仕上げの時期です。今回は「登山計画書の作成」が宿題!さて、書式は配られたものの、書いているこれは、なんのために書いているのか?そしてそもそもこの登山計画書をどう扱うのか…?!
ざっくり言えば、
①安全登山の準備のため
②万が一のときにいち早く見つけてもらうため
①は、出来るだけ②の事態に陥らないための準備、そしてそうなった場合に備える準備であり、最悪②の事態に陥った時、必要な情報が記載されていれば最短で見つけてもらうための動きが促進されます。
・そもそも、誰に出すのか?
・警察に出すというけどどこの警察に出せばいいのか?
現段階でそこまで考えて書いているはずはなく、聞かれて「え?」となるわけですが、だからこその学びの時間。登山している自分に「万が一」のことが起こった時、そんな状況下に置かれてしまった時、しかも自分で救助を呼べない時、誰がどこにどうやって救助を頼むのか?
そんな流れを具体的にイメージしていけば、出かける前に、必要な情報をどこにどう配置しておけばよいか、答えが湧いてくるのではないでしょうか?
山行アプリなどを使って提出することができる登山計画書。しかし、流れで出せばいいというものではなく、その意味を理解しておくことがとても大切です。

まずはそんな入口をイメージしてもらえるような体験談なども織り交ぜながら記入項目をなぞっていきます。記入例に倣って書くだけでは足りないのかーと即座に気づくあたり、皆さん超優秀!
第5回講座は、…なんていう深いぃ話から始まりました。
そしてそんな深いぃ解説をしている講師Mが、なぜ集合時間に数分遅れたのか?!
それは、、、「道の駅」への立ち寄りの所要時間の読みが甘かったことに尽きます(反省m(_ _)m)。しかも、道の駅の駐車場に入るのと同時にすれ違って、駐車場を出ていった研修生Mさんの証言でバレバレ💦
今期のNS講座では、第二回の深入山以降「自車にて現地集合」がデフォルト。ですが三瓶山は遠いので、道中で乗り合わせることも計画に盛り込もう、と、これは講座後のシェアタイムでの意見。
これまでのNS講座では、この学びを活かし、集合までのルート選びのなかに立ち寄りスポットや名物のお買い物の楽しみもちゃーんと盛り込んだ秀逸な登山計画書が提出されてきましたよ(≧▽≦) 最終回の三瓶山の計画がいまから楽しみですね!
歩行開始の「本日の登山口」へ移動♪
地図記号の確認が終わったら歩行開始、、、となるところ。ここでさらに座学が続きます。
「どの道通る?」
「山行アプリで今日のルートを予習したでしょうか?」
というのも、、、この臥龍山登山口周辺には、実はいくつか駐車スペースがあり、国土地理院の地図には載っていないけど登山者の利便を反映している山行アプリには駐車場マークが記載されているケースも多いのです。
自然館前駐車場から登山口までは車道を選んでも約20分歩かねばならず、真夏の照り返しのなか登山前に体力の消耗はできる限り減らしたいもの。
かつての受講経験を活かし、研修生のMさんに引率していただきます。
駐車スペースから登山口までの約徒歩5分の間にも地図のヒントが隠されていて、今日は登山口までに頭がへとへと?!
とはいえ、予想よりもかなり体感温度が涼しいのが救い。4リットルの負荷にさほど苦しむ様子もない受講生の皆さん、順調に歩き始めます。




ここから、隊列を組んでのチーム山行スタート。
1年ぶりに参加のUさんには、最初は後ろについてもらって、勘を取り戻していただきます。


本日の地図読みのメインディッシュ。2本の谷筋の間から出張る尾根!
地図は先読み。「地点3」に着いた宣言をするためには、登山口「地点2」から「地点3」への地形の変化を辿り、所要時間と、予想する地形を目視で確認できる必要があります。これまでの、道の方向が変わる、とか、分岐に出会う、に比べるとひとつレベルアップした読図力が求められます。
皆さん、当たり前のようにぴしゃっと止まられました。さすがっ(≧▽≦)

予想した通りの地形が目の前に現れて「地図通り」!テンション上がります♪

ここは渡渉ポイントでもありますが、時間を読みながら進みたいため、渡渉の学びは下山時にお預け。
重量が増すと、パッキングやザックの調整を学ぶ好機でした!
さて、いよいよ登りにさしかかり、いつもより肩などへの負担が気になり始めました。
Uさんは去年、それまで背負っていたリュックにこの4リットルが入らないのをきっかけにザックを新調。今日はついに新しいザックがお役目を担います。
重量が増したことにより、股関節への荷重感が増すことは多々ありますが、3人ともが、それよりも肩への負担が大きい模様。それぞれのザックの調整を細かく見ていきます。
重さが気になる時、ついつい上へ上へと引き上げてしまいがちですが、腰でしっかりと支えることが大切。調整でずいぶん肩への負担が軽減された模様。
水場のアブ対策のスプレーも活躍させつつ…


手取足取りHさんのザックの調整をサポートするIさんMさん。
この調整が相当良かったようで、「これなら走れる!」とHさん♪
軽い時はあまり差を感じない調整やパッキングのノウハウが、いざ重量を増した時に活きていきます!

次の「地点4」までは大きな変化のない直登続き。
お馴染みの「馬の頭」。

この日は快適な気温だったため、「10分登って小休止」の画一ルールは適用せず、ナビ役さんに休憩のタイミングをお任せします。皆の呼吸や足並みのテンポに目配りしながら、良いころ合いで声かけしてくれました。
そして、道の変化が少ない分、「今どの辺?」と聞きたくなるのが人情というもの。
細かい変化に注目し、地点3のスタート時間からの所要時間と道の方向の変化で大まかに現在地を予測します。


「まだー?!」と思い始めてほどなく、地点4に到着!
軽身でもご油断なきよう♪山頂アタック!
12時20分。山頂アタックどうする?と聞いてみます。
受講生3人が「ランチ前にアタック!」を選び、では…と、研修生2人に引率を委ねます。熊よけの音出し棒、水分、スマホと最低限を携行し、軽身でアタック。

Iさんが浄水器を試します。名水「雪霊水」のお味は?

IさんとM。もちろん、早弁することなく、ちゃんと待ちましたよ(≧▽≦)



標高差8~90m程度の山頂アタック!
写真を撮りつつも、往復30分足らずでさくさく戻って来た面々。

4ℓコンプリート!お疲れさま&おめでとう!
ここまで背負いきった、気になるザックの重量を計測!
ドリンクホルダーやサコッシュなどのアクセサリーも重量に含めたら、12㎏切ってた重さもしっかり12㎏越え!
そしてさらに、ここで水を放つことなくこのまま背負って下山を選択!素晴らしいチャレンジです!!



冷たく冷やしたゼリーやおやつをいただき、ゆっくりランチタイム。

Iさん持参の、2026年版、山の日記念の手ぬぐいを掲げて集合写真♪8月11日山の日まであと2日♪

さて、下ります。
順調に下っていきながら、「脚に来てます…」の声がちらほら。
酷暑の夏は山行はお休みしていたり久しぶりだったり、そんななかでアップダウン無しの登り一辺倒、下り一辺倒の山は、登りの疲労が下りでどっと出ます。
休憩の声かけに呼応しながら、それぞれが、下りに潜む危険を実感しました。


巨木の全容に圧倒され、登りでは気づかない景色を堪能します。
ヨイショっと倒木越え。

講座初!リアル渡渉訓練!
さて、渡渉ポイントに到着。
これまで入門講座などでも行ってきた渡渉のロープワーク。実際に水が流れている場所を渡るのは初体験です。
渡渉の可否の判断基準についてまずはおさらいします。
・水深が膝より浅いこと!
・ロープやスリングなどの装備があること
・ロープなどを結ぶ支点があること
さらに、ロープを設置するにあたっての注意点
・上流から下流に向けて設置すること(水の流れに対し垂直に設置しない)
・補助ロープを使用すること

今回は20mロープ1本で補助ロープがありませんでした。
水に足を浸けて渡るわけではなかったものの、これがもししっかりとした深さがある渡渉だったらどうするか?具体的なシチュエーションをイメージしながら、対策を考えながら実践訓練を行いました。





最初は荷物を置いて渡り、続いて、ザックを背負って渡りなおします。荷物があると動作や重心が変わり難しさが加わることを実体験。

ロープワークなどの実践訓練を行うと、解説などでどうしても時間を使います。
そしてこの臥龍山は、熊の生息域ですので、15時下山厳守!
ぴったりでした(≧▽≦)

駐車スペースまで車道を歩き、また、自然館前の駐車場まで戻り、トイレ休憩などをはさんでひと息~。
「空が教えてくれる山の天気」
そして最後はいよいよ、じっくり学ぶのが今日の楽しみのひとつだった、Iさんのミニ講座「空が教えてくれる山の天気」です。閉店後の自然館のベンチをお借りして資料を広げます。天気予報や雨雲レーダーはもちろん随時チェックするけど、それだけでなく、空を見て予測することができるようになると気持ちも行動も何倍も備えられる大切な知識!
定期的に極楽寺山に登るIさんは、登らない日も、極楽寺山の雲を眺めて天気を確認するのだそう。
そういう予測と答え合わせのトライ&エラーで天気を読む力が身についていくのだな、と!
Iさん、いつも、実地で役立つ知識をわかりやすく教授してくださり、ありがとうございますm(_ _)m!!


講座後の感想では、暑さ、重さのキーワードがたくさん出ましたよ!
・天気(曇り、少し涼しい体感温度)に助けられた
・ザックの背負い方で重さ背負いやすさがぜんぜん違うことに感激した
・歩ける身体を維持していきたい
・久しぶりだったけどコンパスの使い方、地図読みなど身体が覚えていて嬉しかった
・暑さで歩かない日が続いていたので、日頃の運動の大切さが身に沁みた
Mからもひと言、補足させていただきました。
標高差が大きく登り一辺倒、下り一辺倒などの登山の時は、登りだけでなく下りでも、時間や標高差などできるだけ同じタイミングで休憩をとるように心がけること。
「あと少しだから」と無理をしてがくんと疲れが出てしまってからではリカバリーが難しい。そうなる前に、ちょっと疲れたと感じたら早め早めに休んで疲れを大きく溜めないことが大事、とお伝えしました。
まだまだ夏の登山シーズンが続きます。HWTのようにアップダウンが激しいのももちろんしんどいけど、登りっぱなしの山では、下りになったらホッとして休憩より先を急ぐ、なんて気持ちに、どうしてもなってしまいがちだと思うので。
そんな学びも、舞台が変わってこその実体験。
今日も、お疲れさまでした!!
次回はいよいよNS講座最終回、三瓶山へと向かいます!
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「初めての方」にも安心して参加いただけるサポート体制。
山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/
【第8期今後の予定】
8/23ー武田山
9/27ー灰ケ峰
山歩き入門講座第9期生 2026.10~2027.3開講
こちらも募集開始しています!
*開講期間:2026.10.1~2027.3.31(全6 回開講)※1人でHWTを歩ける知識と技術の習得を目指します
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日
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