8/23(日)周到準備で猛暑日を楽しむ!山歩き入門講座Ⅷvol.5武田山!

山岳界講座史上においては画期的な「 MAN(講師)TO MAN(受講生)制度」にて、「HWTを一人で歩ける知識と技術の習得」を目指す「山歩き入門講座」 。

山歩き入門&NS講座の修了生は「研修講座生」として講座に参加し、再学習&技量の維持、向上を目指します。

8/23(日)第八期第5回は受講生1名、講師&アシスタント3名の計4名にて前回に引き続きミニマムに開講!HWT広島コースNo13武田山が舞台です。

上半期「入門講座」最大の難関「猛暑」に挑むpart2!

上半期の入門講座の最大の課題は「暑さ対策」。
先月7月の第4回の木ノ宗山を無事にクリアしたものの、第5回8月の武田山は、、、過去に、講師陣も暑さの前に屈したラスボス回。お盆前にいったん収束を迎えたかに見えた暑さは猛威を振るいこの日も予報は最高気温37度。ひょえー( ゚Д゚)

木ノ宗山は、下山後の「避難小屋」たる「楽農小屋」さんが万全の態勢で待機下さり、そこへ駆け込めば、、、の願い通り、前回迎えてくれた冷菓、おもてなしの数々たるや!

その前月の記憶をたどり、基本的な対策と抱き合わせての暑さ対策Maxバージョン、めくるめくオンパレード!

1.人員確保

講座のうたい文句は「マンツーマン」。それを大幅に越える1人と3人!パッと聞けばなんか囲まれて息重苦しい…?と思いそうですが、(たぶん)それはなく、人数増えれば増えるだけわいわいにぎやかに楽しくなるのがHWTの山歩き入門講座(たぶん♪)。

この日も、講師&アシスタント3人が参加表明!万が一、誰かが体調不良になっても手厚く対応できる環境が整いまずは安堵。

講師だから参加するのが当たり前…ではありません、講師も人の子…。この設定下、参加を表明する、そのために自分の状態を整えて臨む、それはなかなかに自分へのプレッシャー。「参加します!」の声に運営として大いに励まされました!

2.集合時間の前倒し

これまで下祗園駅8時45分だった集合時間が、20分前倒しされて8時25分に。待機組のT会長からアナウンスが届きホッ。前回の木ノ宗山の福田集合9時は痺れましたから…(;’∀’)

HWTルート上の山々の多くは街に隣接した低山。公共交通機関の最寄り駅から徒歩圏内であることが多いです。しかし本講座での武田山憩いの森登山口は、JR下祗園駅から約30分。朝の強い陽射しのもとでのロード歩きは体力を半端なく消耗します。HWTでクマ対策として推奨している「9時以降入山」のぎりぎりに合わせての時間調整に感謝m(_ _)m

3.講座開始時のレクチャーを憩いの森で実施

とにかく一刻も早くロードを抜ける!駅横の日陰でのレクチャーは、憩いの森までのルート確認の最小限にとどめ、速やかに移動を開始しました。

4.こまめな休憩!

登りは基本的に10分歩いて小休止。水分補給はもとより、足を止めて呼吸を整え火照った状態をリセットします。帽子を外す、ザックを下ろして背中に風を当てる、それだけで体内温度が落ち着く実感があります。

5.補給に次ぐ補給(笑)

「糖尿病になろうとしてるん?」そんな声が聞かれた今回(笑) 行動食セット、塩分チャージの冷たいゼリーにタブレット、果汁シャーベット、夏のくだものの…懐かしの「メロン!」!、シャーベット状にシャリシャリになった甘めのカルピス。

ネタバレここで良いの?と思われるかもですが、道中の差し入れなに一つ写真を撮っていないんです…涙 暑さにやられていたのか気持ちが焦っていたのか…(*´Д`)

とはいえ、そのおかげで山頂で遊ぶ元気もじゅうぶん!講座をたっぷり楽しめました!

6.コースの選択、尾根を選ぶか谷筋を選ぶか…?

尾根筋を選ぶか谷筋を選ぶか、ここが大きな運命の分かれ道。その選択を迫ろうと思っていたら、予想外の要素からナイスなコース選択が生まれました(≧▽≦)これは本編にて。

7.下山後のご褒美

下山予定時間は14時~15時。そこから下祗園駅までのロード歩きは、ご褒美どころか「なんの罰?!( ;∀;)」。なので今回は、罰をご褒美に変えました。憩いの森の駐車場にあらかじめ車をセット!トランクに保冷バッグをセット(≧▽≦)!!

楽農小屋のUさんみたいに、「早く降りておいで~冷たいスイカが待っているよ~」とまではできませんでしたが、あの「ご褒美待ち」の威力を、10分の1でも再現を試みました♪

第一の難関!街歩き&軽車道を攻略せよ!

さて…8時25分下祗園駅に集合した4人。なんとこの日はトリプルIさん!I先生、ミニ講座先生のIさん、受講生のIさん。

暑さ対策【3】にのっとり、手早くスタート、憩いの森を目指します。街歩きで重要なのは地図記号の「道シリーズ」。そして駅がリニューアルされて山側に出口ができたのは良いものの、現在地の特定に手こずります。

「こういう時は整置(せいち)しましょう」とI先生。
「整置とは…?」I先生の地図の向きが変わったのを見て、つい地図を回そうとするIさん。3人がかりで「待った」をかけます(こういう瞬間重すぎるスタッフ3人体制…(笑))。
地図を読める向きに持ったまま自分の身体ごと現在の方向と地図の向きを合わせます。

道の向きを確認し、まずはイオンモール正面を走る二車線道路との交差点を目指します。
装備ばっちりなダブルIさん、日よけ対策ばっちり

大通りを渡ると、そこから憩いの森まではどうにでもルートを選べる「軽車道迷路」。
前回細い細い用水路の脇の道に「軽車道の認識を改めた」Iさん。もはや軽車道と言えばIさん軽車道マイスターIさん、よろしく♪とニコニコついていくスタッフ陣。

地図上の目印に到着。水面にびっしりのホテイアオイ!懐かしいー。

どこまでが通行可能な軽車道なのか?勝手用の通路なのか?幅だけでは区別がつきません。「ちょっと先まで進んで確かめる」を忠実に実践するIさん。素晴らしい。

来春の大会へのエントリーとか、日頃の活動の話しに花を咲かせながら無事憩いの森に到着。大仕事を終え、森の木陰に癒されると、誰ともなく、「いやぁー本日の山行お疲れさまでしたー!!」と声が上がり、気持ちはひとつ。

ルートを決め、装備品の最終確認

あらかじめここに自車をデポしておいたMは、なんとここまで空身の街歩き。駐車場からザックを運んでいるとトリプルIさん、予習に余念がありません。

まずはいつもの地図記号から。

ちょっと見慣れない点線が経済大学のグラウンドに。「特定地区界」と言い、植生界と区別するための記号とのこと。

そして今日の重大な意思決定の瞬間がやってきました。

この講座では、憩いの森から東側のルートを登って武田山登頂し、西側のルートを下る周回コースを使います。その東側のルートには、東側の尾根筋ルート、西側の谷筋ルートの2つがあり、どちらを選ぶかは受講生の判断におまかせ。

Iさんは今日は初めて武田山を登るとあり、場合によっては、あちらに誘導しようか、、、との心づもりをしつつ、その選択に着目していました。

I先生が、「東側の尾根道は、歩き始めはトラバースしていきます」と説明すると、「そっち!」と即決!尾根道、谷筋はわかるけど「トラバースする道」って経験ない、歩いて見たい!とIさん。全員がホッとしました(≧▽≦)

この谷筋のルートは傾斜がきつく、谷筋とあって湿気は多く、それに伴い虫やヘビも多め、だけど水は少ないから涼しさはなく風もない。夏場はおススメではありません💦

Iさんの回答後、尾根筋谷筋の特徴を知って、風が強い日だから風を避けて谷筋を歩こう、なんてチョイスができたらグッと株が上がるね~なんて冷やかしながらスタート。

今日やる予定の渡渉訓練も下山後と決まり、20mロープも残していくこととしました(スリング&カラビナは携行)。ルート選択により、装備品も調整することが可能です。

10時5分、地点1スタート。
受講生Iさん先頭、ミニ講座Iさん2番手、休憩のタイミングは2番手Iさんにおまかせします。指揮監督I先生、しんがりM。

トラバース区間まではいきなりの急登。標高差3~40m区間、10分歩きの範囲内で息が上がりました💦

一見楽に歩ける道に潜む危険に備える~トラバース歩き

音出し棒(ストック)を谷側につかないようにね、とIさんがアドバイスすると、
続けてトラバースの歩き方をI先生がレクチャーします。
山側の足はまっすぐ向けて踏み込み効かせ、谷側の足を外に開いてバランスを取ります。道が細いと特にバランスを崩しやすいことに注意。

途中、急峻な谷筋を2本、間で少し小さな谷筋を1本越えます。
現在地を特定するのに地形を読むことが役立ちます。「ここかな、と思ったけど、それにしては早いなと思いました。」地形の概観と地図から予測しましたが、スタートからの所要時間を加味して「ん?」と怪しんだところが素晴らしい。地図の先読みばっちりです。

T字の分岐を経て、地点2へ。10時53分到着。適宜休憩もはさんで順調です。

補給タイムをはさみ、登っていきます。
全員足取りはしっかりおしゃべりは円滑、体力気力に余裕が感じられます。

タフな場面の最大の補給…仲間への目配り心配りチームワーク♪

地点2~山頂の地点3までは尾根道の登り続き。I先生がストックを投入。
登り始めからストックを使っているIさん、夏の暑さは苦手とおっしゃっていましたが、夏場も毎週欠かさず極楽寺山を歩かれていた成果でしょうか?危なげありません

先頭のIさんは、段差の大きい箇所では後ろのIさんを振り返り「ストック持ちましょうか?」と配慮され、チームワークにいいね!いいね!!を連打しながら、ぐいぐい登っていきます。

右手に登る山頂への道が3本。それを通過して火山に向かう方へ。見逃した理由のはどうやら「おしゃべり」らしい(*^^*) ここでもIさんがちょっと先を見に行って、下っていくことを確認し改めて山頂に向かいます。

「初めてだったら、この景色をしっかり味わってください」とI先生。
広い山頂の講座での定位置に移動すると「なんども来てるのに初めて見たよ!」とIさんが見つけた「御守岩」。

I先生とMは、安芸大橋と安佐大橋の間に建設中の新橋の「橋柱」を探します♪

よく食べよく休みよく遊びよく学び。自然のなかで充電♪

木陰に腰を下ろし涼しい風に吹かれてのランチタイムは最高…。
「お昼寝したい」
「暑さが収まってから下山しよう」そんな気持ちが駄々洩れます。

Iさんの振る舞いの数々左から、朝配られたおやつセット♪
真ん中は冷たくした「マクワうり」。こどもの頃はこれが「メロン」でしたよ♪みずみずしく懐かしい味!
右側Iさんがゲットしたのは、このあとのミニ講座のクイズからのじゃんけん争奪ご褒美の「のむ梅干しゼリー」。

I先生からはカルピスが、Mからは果物シャーベットが振舞われていますぐ飲まなくても良いくらい、身体は満足してたみたい。

おなかは満足、涼んで頭もスッキリしてミニ講座タイム。
テーマは「登山で日焼けを避けるべき理由」。
帽子のツバの長さが7センチあると、紫外線を60%カットできる、との情報に喜びました!データの裏付けってモチベーションをあげてくれます♪

さて、時刻は12時20分。下山をはじめても良いのですが、武田山には遊びスポットがたくさん。そしてIさんはボルダリングがお好き、との情報から、ちょっと遊ぶことに…(*ノωノ)

山頂の東奥側にある巨石に登ります(≧▽≦)

Mが登り、Iさんが続き、I先生が登り、、、

Iさんも!

岩のサイズ感、伝わるでしょうか?!

頑張って登って来たご褒美のアトラクションタイムを満喫し、写真を。

地図読み、トレイルワークの実践、装備選び

12時40分。下山開始。
下り初めも、登ったルートと違うルートを使ったけど、すぐに気づき分岐を起点に下山ルートを確認。

山頂周辺では有名な「弓場跡」に行きたい~と駄々をこねるIさんですが、次から次へと分岐がやってくる里山あるあるのややこしいポイントを難なくクリアーして進んでいきます(山頂で遊んでおいて良かった)。

前方に今日初めての倒木。
積極的に対応してくださるIさん。

進んで観音堂跡。
ここから、上高間へ寄り道。

弓場跡に寄らなかったお詫びに「ぴょん」して遊んでもらうつもりが、まさかの松の大木が倒れていました( ゚Д゚)

残念~と、武田山のお世話を下さる方に連絡したところ、翌日あっという間に対応くださっていました( ゚Д゚)

【追加情報】弓場跡の弓を補充、的も交換してくださっています。武田山、気持ち良く遊べますよー(^o^)/

ここから先は、目印を書きすぎても次に学ぶひとへのネタバレになっても面白くないのでワープ。
落葉が堆積した道は、「ハイカットのシューズが良かったな」とか「シューズカバー」意図的に外してきたけど軽いギアだから持っておくべきだった、などの気づきも。

地図の先読みは迷うことなく順調で、次第にむっと暑さを増す中下りでも休憩を取りつつ、14時15分、憩いの森到着!

みんな元気に無事に下山~!おあ疲れさまでした~m(_ _)m!!
なにはともあれあずまやで荷物を下ろして「はぁーーーーーっ(*ノωノ)」安堵の声。
保冷バッグのミニコーラをお配りすると「やっぱりコーラ!」と喜んでもらえてなにより!
おやつで糖分補給して、清涼飲料水のあとの麦茶でひと息~

ひとごこち着いたら、本日の〆、ロープワーク&仮想渡渉訓練へと気持ちを引き締めます。

川を渡る…
自分たちが歩く行程のなかに、谷筋はあるか、川はあるか、水の状況はどうか?予習で確認して行くことが大切で、また想定される場合にはかならずロープなどの装備を携行すること。

渡渉の判断基準、
また、渡渉に絡む過去の遭難事例を聞き、
不幸な事故が、決して他岸の火事ではないこと、いつ自分が遭遇するかもしれないことを想像しながら訓練しました。

真横に渡れば短い距離も、斜めにロープを張れば距離が長くなります。
ロープが1本しかない場合、どんなふうに安全を確保したらよいか?

膝にかかるような川を渡ることはないかもしれない。それでも、水の流れの中を歩く、渡渉することがどれほど危険を伴うか、それが記憶のどこかに刻まれれば、講座の意義があります。

憩いの森の風景。

Iさんが撮ってくださったお写真。見上げたり、かがんで近づいたり。こういう視点の変化はとても新鮮

※公園情報:公園内のトイレが屋根の落下により使用禁止となっています。駐車場に仮説トイレが設置してあり利用できます☆

ここから下祗園駅まではご褒美タクシー出動!
今日も、お疲れさまでした!

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「山歩き入門講座Ⅷ」の体験受講を受け付けています。
「初めての方」にも安心して参加いただけるサポート体制。

山歩きを始めたい方、山歩きの仲間が欲しい方、山歩きの基本を実地で身に着けたい方、ぜひご一緒しましょう(^o^)/

山歩き入門講座第9期生 2026.10~2027.3開講

*開講期間:2026.10.1~2027.3.31(全6 回開講)※1人でHWTを歩ける知識と技術の習得を目指します
*開講日:毎月 1 回 第四日曜日

【第8期今後の予定】
9/27ー灰ケ峰 

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