6/11(日)実地でルート変更!山歩き入門講座NS(Next Stage)vol.2@吾妻山

「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS。さまざまな、想定外の体験を積むべく、いよいよHWTのコース外へと飛び出した第3回目の舞台は「吾妻山」。

広島市内から庄原市と島根県の県境にある吾妻山までは2時間強の移動時間を要します。
吾妻山と言えば、比婆山連峰への縦走など、さまざまな山行プランが浮かんで楽しい山ですが、講座では、長距離を歩くことよりも、山の特性を生かした実践的な学びに時間をかけるため、この日は休暇村吾妻山ロッジ~吾妻山~南の原~V字に折り返し~大膳原~ロッジのコンパクトな吾妻山堪能コースを予定していました。

恒例の「地図記号の復習テスト」から、班編成、そしてルート確認。各自の予習も万全で、チームごとにどのルートを歩くか決めて出発。

順調に歩き始めましたが、、、停まりました(≧▽≦)

出発時、次のポイントまでのコースタイムを予想していましたが、この撮影スポットの滞在時間は予想していませんでした!

「時間が時間が、、、」と内心の焦りを隠しつつ進むと今度は、草原の主、出現!
ひとが近づいてもまったく怖がる素振りもなく一心不乱に草?土?を掘っています。
近づきすぎないことを心掛けながら、初めての体験に興奮を隠しきれない一行。

その一行を迎えるのは、可憐な野の花たち(≧▽≦) 進めない(笑)

とはいえ、ぐいぐいと高度を上げ、ロッジを彼方に見下ろしながら、迎える花々を愛でながら

登頂!

勉強も怠りません♪

登頂したのはちょうど正午くらいで、ここでおひる休憩を取りたいところでしたが、あいにくの曇天のみならず予想以上の強風。遮るものの無い山頂は吹きさらし状態。

ガスで視界もなくなりつつあり、今後天候が降雨を伴う劇的悪化することも想定し、登りでかいた汗が冷え、体温を奪われるリスク(低体温症)を考慮し場所を変えることに。

風向きから、当初の予定の山頂から南に下るルートをやめ、風が遮断される大膳原へと、東進し急ぎ降りました。

もろに風を受けるような場合には、風を遮れるよう低い場所に退避する、その実践です。

この日の吾妻山は、季節も良く混雑しているだろうとの予想に反して閑散としていました。駐車場には1台しか停まっていず、山行中も片手で済むほどのパーティと出会ったのみ。ロッジの閉鎖が響いているのか?登山道の藪化が進んでいることに心が痛みます。

そして下ることに心を痛めながら大膳原へ。
ここには立派な避難小屋もありますが、せっかくなので外のベンチでランチ♪

遅めのお昼に人心地ついたら、訓練タイム!
万が一、ビバークする事態に陥ったら?
まずはベンチで装備を確認!
非常食は…皆万全!(≧▽≦)
「ビバークして非常食食べる訓練する?」って顔を見合わせて笑います♪

そして場所を変えて、、
どんな場所を選ぶ?持っている装備で最善の対策を講じるには?チームごと、自分の持ち物を洗い出し、さまざまな創意工夫を行います。

ツェルトをどんな場所に張るか?レジャーシート1枚で雨露がしのげるよ、ストックや持ち寄ったレジャーシートをガムテープで張り合わせて簡易テントを作ったり。

日頃歩いている里山とは違い、規模が大きい山、そして、出会う登山者が少なければいざという時の危機感にも現実味が増します。

「下山始めて足でも故障して動けなくなったら、来週の週末まで誰も通らんかもね?」そんなつぶやきに真剣みが増す面々。

山の奥深さに、癒される半面、自然への畏怖の念も新たに。
往路では控えていた草刈枝刈を、帰路では控えめながら手鋏でさせていただきました。

ひとの足音に集まってくる鯉たち(@_@)

帰ってきました!

ふわふわの草原を一行が歩いたあとには道筋が。
満開のキショウブが迎えてくれました(*^^*)

下山後のシェアタイム。
県北の、標高の高い山に向かうことへの心構えや準備が、異口同音にシェアされました。
「フリースを持ってきてて、安心感があった」
「季節の変わり目で、服装選びに気を使った」
「気温差に対応する服装を考えた」

里山では「暑さ、熱中症対策」に気持ちが向く季節だけど、
場所が変わることで、熱中症と合わせていざという時の低体温対策をも視野に入れて準備してきた皆さんのひとことひとことに、T会長喜びを隠せません(*^^*)

緑や、道を彩る可憐な花々、植生の違いに夢中になったり、
緑に囲まれて癒されたり、

一方、歩くひとが減り、道が少しずつ藪化していくことを、できれば何とかしたいという気持ち、
わざわざ草刈隊を編成して赴くには距離があり過ぎるから、せめてこうして何らか歩く機会には、できる範囲で登山道の維持に貢献出来たらいいね、そんな想いも共有しました。

ただ山を楽しむだけでなく、安全に楽しむためにやるべきこと、そこからの始まりのその先に、
山を楽しむ自分にできること、
楽しませてくれる山に、地域に、自分の小さな力で役に立てること、
想いが広がり深まっていく、そんな学びのいちにちでした。
皆さま、お疲れさまでした!

次はいよいよ臥竜山です!

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