「HWTを 2,3 人連れて歩けるだけの知識と技術習得を目指す」ことを掲げた山歩き入門講座NS(Next Stage)第四期!NS講座は、舞台が県北の山々へと広がっていくため、降雪期を避けた前期のみの開催です。
第3回6月は、受講生3名、講師&アシスタント1名、研修講座生2名の計6名!吾妻山が舞台です!
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三々五々、名残惜しむ吾妻山ロッジに集合!
NS講座の舞台となり、心地良いハイキング気分も楽しみな吾妻山。しかしながら、2021年3月末に吾妻山ロッジが営業を終了後、この6月には、ロッジの解体作業が始まる、、、ということで、ロッジに名残を惜しむ気持ちを胸に集合したメンバーも少なからず。
今回は6人中5人が自車参加の現地集合。
ロッジ前駐車場に集合を予定していましたが、現地についてみるとすでに工事によりロッジへの道路は進入禁止。
急きょキャンプ場用駐車場に変更します。

本日のチーム編成。
講座の進捗的にはマンツーマンのチーム編成を予定していましたが、人数も少なめだったり、熊や虫よけ対策の装備の状態等を鑑み、1チームで行動することとしました。
役割についてはこの日は説明のみで実際にその役割を担うのは次回以降とし、先頭(先導役)、二番手(ナビ役)、しんがり(リーダー)の位置をローテーションでまずは体験することに注力!
チーム山行への意識を高める身支度タイム
身支度を整える際に、共同装備品を分担。「チーム山行」の意識が醸成されます。
今回の講座の大きな目的のひとつ「ビバーク訓練」に向けたツェルト一式、そして、去年の講座で大変な目に遭ったという「虫対策」のための、「虫よけバリア用スプレー」。
これらを、20mロープ、スリング&カラビナセット、熊対策の音出し棒と合わせて、分担をお願いすると、皆さん即座に手を挙げてくださり、感謝m(_ _)m
熊の出没情報が多発しています。
熊スプレーをザックに装着することで、ザックの着脱の際に誤射するリスクが発生します。単独かつすぐに使えるよう、今回はペットボトルホルダーに入れて肩掛けしました!


スタート時の、現在地の確定をするためにスマホも活用!
講座の学び上、スタートをロッジ前と設定しています。
キャンプ場用駐車場から、まずは徒歩でロッジ前まで移動!
現在地は地図上のどこか?整地してみるもののピタッと来ない。
スマホで確認することとします。
講座ではスマホは使わない設定ですが、スタート時の現在地の認識が間違っていたら、地図読みがはじまりません。

できれば地図上の徒歩道を通ってロッジに向かいたいと進みますが、、
少し進んで協議、地図と現在地が重なり合う、絶対に間違っていないという確信が持てる道を選んで車道をロッジに向かって戻り、


池という明確な目印を辿ってロッジにアプローチするも、ここも立入禁止。

これ以上「スタート地点①=ロッジ前」にこだわると、先に進めなくなるため軌道修正。地点②を目指します。
どこでも歩ける。だからこそ迷う。コンパス大活躍!
ロッジから北上する、メインの登山道へは草地を進んで行きます。
この道が、どこでも歩けるようで、踏み跡が薄いようで確信が持ちづらい。
実際に、メインの登山道についてみれば「草地のなかのしっかりした踏み跡はこういう感じ」と実感できるものの、ロッジの建物まで見渡せる登山道に乗るまでは、コンパスと地図をなんども確認する不安な時間帯でした。


地点2から樹林帯に入りぐっと登ると、北東に進路を取ります。眺望が広がりロッジの建物が見えると、名残を惜しみながらカメラにこの風景を納める姿が。

汗ばむほどではないけれど、呼吸を整え補給する時間は大切。



先頭のYさん。「遅くてすみません」と言いながら、ぐいぐい引っ張ってくださいます♪

12時15分、吾妻山登頂。

裏側に、標高のセンチメートル表示!

備えあれば憂いなし♪スプレー大活躍!
去年の吾妻山の講座は虫の大群に悩まされ、せっかくの学びが頭から吹っ飛んでしまった💦とのコメントが。重量と天秤にかけ、持参したやぶ蚊スプレー!
スタートの駐車場ほどにはいなかったけれど、運んでもらったやぶ蚊スプレーを吹き、ランチタイムを守ることに。
エアーに吹くMに、MさんHさんが「ちっちっ♪空気に吹いても流れちゃうよ」と。
使い方のお手本をMさんが見せてくれます。草むらにしっかり目に!


虫よけが効いたようで、ネットを被ることなくゆっくりお昼をいただけました♪



下山時刻を視野に入れて時間調整の判断をあらかじめ決めて午後の部スタート!
午後の部スタートです。
やがて時刻は13時。
ここから、地点4、地点5を経て大膳原から地点6のキャンプ場への順路となりますが、15時下山とした場合、どこまで進むか?下山予定にあわせて行程に調整を入れるとしたらどこでどう判断するか?を、講座生3人で協議します。
遅くとも14時にキャンプ場を出発して帰途につくイメージで、それに間に合わないようであれば途中で引き返そう、また、ビバーク訓練も、時間との兼ね合いで押しているようであれば下山後駐車場で行うことも視野に入れ、スタートしました。





HWT整備隊、県内遠征の日も近い?!
年々高さを増す笹薮!NS講座で吾妻山を訪れた3年前、「え?吾妻山なのに道が藪?!」と驚きました。今年はそれも予想して講座に臨み、刈り込みばさみを持参するかどうか、迷いました。

しかし、刈り込みが必要な状況で鋏を持っていれば講座そっちのけで刈ってしまうことになるし、良好な状態であれば必要ない。そこから、鋏を持参しないこととしました。
結果は、、、残念ではありますが、持ってこなくて良かった、、、と。
「HWTの整備をもっと効率良く進めば、整備が必要な人気の山に遠征整備に行くことも出来るよね」
会の垣根を越えて、広く呼び掛けて、all広島で広島の魅力的な人気の山々を維持していく活動に取り組むのもありかも?!



大膳原へ北上する道は、この標識のある分岐の手前に踏み跡がついていました。一刻も早く着きたい、待ちきれないひとがたくさんいるんだね(≧▽≦)、と。



受講生の時から、吾妻山はもう3度目だけど、ここまでこれたのは初めて!と喜ぶMさん♪
ツェルトを、張らずに使うビバーク訓練!

避難小屋に入ってみます。


山頂からは下り基調で到着が13時40分。
避難小屋があるから、実際は避難小屋でビバークできるんだけどね、と前置きし、せっかくなのでこのキャンプ場でビバーク訓練とします。
今回、講座をお休みのT会長からツェルトを送っていただいたM。前日に広げてみると、、、細引きやペグがないことに気づきました。
講座運営側も試されているのか…?!(笑)
慌てて前日にホームセンターに走るM💦
しっかりと設置するテントと異なり、ツェルトは非常時用の装備品です。
非常時にツェルトを使うのに、事前準備があるのとないのとでは雲泥の差が生まれます。
細引きを事前に通しておけば、木などに結んでさっと広げてなかに入ることも素早くできます。


しかし、それよりも何よりも、突然の降雨などで一刻を争う際に、あるいは、負傷するなどの不慮の事態で設営すらできなければ、巻き付けて「濡れない」「身体の温度を保つ」使い方をまず覚えておいてほしい!

持たれかけることができる木にツェルトの一方だけを結び付け、中に座ってひと晩過ごすのも良いです。
夜は冷えるため、あえて狭く小さく使って、自分の体温や吐く息でツェルト内を温かく保つのも大きな知恵です。



専用の袋にツェルトを詰め込むのにもコツが。
何事も練習あるのみ!
遭難を避けるために…!!負のループを招く「余裕のなさ」を検証してみる
虫から逃げて、、、避難小屋でミニ講座。
どういう時にビバークが必要となるか?
救急や緊急時の装備を実際に使った経験は?
そもそも、、、ビバークしなくて良いように常に最善を尽くすことが何より重要!
余裕のない山行計画、
体力、時間、荷物の重量、距離、経験、、さまざまな要素について、「余裕がない」ことが、リスクを大きくしてしまう。
ひさしぶりに山に行くからたっぷり楽しみたい。
いま現在の体力ではなく、調子よく山を歩いていたときのイメージで計画し、荷物を持って出かける、、それそのものがすでにキャパオーバーだったりする。
時間が押す、でも、せっかく来たから、、、と無理をしてしまう、、、疲労がたまり始める、下山が遅れる、焦る、、、。
ひとつ余裕がなくなると、どんどん負のループに陥る、それは珍しい、大げさな話ではなく、いつどこでも起こりうる「ヒヤリハット」。


と、ついつい力が入り、気づけば14時過ぎ。帰途に着きます。




道の両脇から伸びている枝葉に目を光らせつつ、ブナ林の空気感を堪能して歩くHさん♪

迷った時に下らず、登る理由と意味は?!
眺望が開けたところで、地図を広げて山座同定タイム。
前回深入山で行った「クロスベアリング」、そして「山座同定」がどんな時にどう活かせるかを復習。
見晴らしの良い場所では見える山から現在地を特定でき、現在地からは見える山を特定できます。
南に向かって進んでいたここでは、正面の方向に毛無山(福田頭)、と東の方向に立烏帽子山と比婆山が確認できましたよ。
広域の紙地図の良さも実感。


復習を重ねながら、次回チーム山行への布石を敷いていく講座終盤♪
ゴールが近づき本日の学びも終盤。
分岐7につき、スタートのキャンプ場用駐車場へ向かいます。
深い谷筋といった特徴的な地形に差し掛かると「現在地」を確認します。


そしてゴールが近づき、ホッとし始めたからか?隊列の前後の間隔が開くシーンが。
遅れたチームはあえて声をかけず前方の動向を伺います。
次回の学びへの布石が、着々と敷かれていきます♪


予定より30分遅れの15時半、駐車場に到着!
今日の感想タイム!

久しぶりの受講で、少しずつ思い出してアップデートできたり、
地図とコンパスの使い方は身についてきたけど、地形から現在地を確認したりはまだまだ、、、と思ったり、
地図読みしながらサクサク歩くことがマスターできたと思ったら、チーム山行という新たなミッションに出会い、山歩きの学びの深さを知ってガツンと衝撃を受けたり、、、!
学べばどんどん次の道が見えて来て、新しい学びへとチャレンジし続けること、
そして、学んだことを考えなくてもできる、自然と身体と頭が動くようになんども反復訓練すること、
場所が変わり季節が変わり、繰り返される学び、
そして、理解や習熟度が高まると同じ体験のなかでの気づきが広がり深まります。
限られた回数のなかで、楽しみながら、連携を深めながら、さらなる学びに取り組んでいきましょう!
今日も、お疲れさまでした!
次は比婆山に向かいます!
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